しばらく間が空いてしまいましたが、現在はれんこんの収穫の真っ最中です。購入の問い合わせを頂き慌てて準備に取り掛かっております。昨年より続いたアリューム類を中心とした切り花栽培も終了し、ドライシリーズの出荷を待つのみとなりました。梅雨明けにはこれらも全て出荷の予定となっております。そしていよいよパンジービオラの準備となりますが、その前に前作の反省会を少し行いたいと思います。
総括してコロナ前に戻りきった年だったと感じました。過去3年のコロナ禍で切り花市場の落ち込みで、生産を野菜栽培へ変更したり、休止を決めたり、資材燃油高で作型を変更したりで、供給が不安定となったのか、はたまた気温高で前進出荷の反動か、コロナ禍の落ち着きに沿うような形で、先ず2月に入り海外から先に3月には国内の重要も旺盛になり、活況を呈した気がしました。特に見栄えのする大型の「昇龍」であったり「シュベルティ」などは引きが強く、今秋の作付け量にも検討が必要と感じました。花の世界はやはりこうじゃないと、と思いながらも調子に乗りすぎないように程ほどで納めたいと肝に銘じておきたいと思います。
以前は自分の立ち位置はどの辺りなのかと、事ある毎に気になりましたが、今はあまり気にならなくなり、言われるがままにただ出荷するようになりました。歳を取ってきたのかなぁ、人生も終盤だし何時までやれるのだろうか、たまに考えるようになりました。
現在は10名ほどで蓮根の出荷をしており、23軒の生産者で「高砂れんこん」というブランド名で出荷しています。早朝から年々重たくなり身体を駆使して頭の中は次作の構想を練りながら過ごしております。蓮根の役員も今年退任し、やっと自由になりました。その自由な思いで今後の事業展開を考えていきたいものです。
ガーデン&ガーデンSpring/2023に育種家の在津さんと共に掲載していただきました。記者様有難うございました。
グリーン情報 Vol503 2023/5月 に育種家の在津さんと共に掲載していただきました。記者様有難うございました。
宮崎/アナーセンの展示会にて