朝晩すっかり冷え込むようになり、開花も進んでメーカー品種はほぼ全品種、育種ビオラは8割ほど咲きました。肌感覚とは不思議なもので、冷気にさらされると、花を植えなきゃスイッチが入るようです。お客様の動きも活発化しそうな週末、発送用のzaijinビオラも仕上がって来ました。来週から園芸店向けに、個人通販は10日辺りから発想が始まりそうです。店頭にも同等のビオラを準備していますので、安心してください。置いています。栄養系のPW苗も置いています。電話でここは買えるのですかとの問い合わせがありますが、直売店ですのでもちろん買えます。営業は以下のようになります。よろしくお願いします。
定休日:水曜日
営業時間は10時~17時
熊本市の西のはずれですがよろしくお願いします。
記録に残る気温高、猛暑から一転、10月に入り本来の秋の空気に包まれました。農業は当たり前のことですが、自然と共に営農していきます。多種多様な農産物も背景には出来上がるまでには数多くの苦難があり、それを乗り越えてこそ提供できていることを、今年は特に感じて頂きたいと思います。さらに最近は、人手不足にコスト高が合わさって農業も他業種と同じようにハイリスクの業態になってしまいました。夢と頑張りがあればのんびりと農業で食って行けるとは、いつの時代の人が言ったのか知りませんが、ありえません。現在は細かな戦略や技術力が供わなければ、あっと言う間に取り残される宿命だとも思います。なかなか厳しい時代になった今、先月の農業新聞の記事で新規就農者がかなり減ってきていると伝えられました。元々若い人はもともと少なかったのですが、最近は構造的な人手不足で企業の定年延長で60歳を超えての帰農者が極端に減ったとのことです。現状ここまで、ハイリスクな農業に入らなくても、給料が半分になっても、現状を選択される方が多いのもうなずけます。しかし、いろんな分野がそのように、その適正な競争があって初めて良い商品が生まれると思っている私は、非常に心配する内容でした。親元就農も、他産業からの転職就農も定年就農も変わり者も含めていろんな人材が集まって、切磋琢磨し、それでこそ世の中に必要とされる製品が生まれると思います。今は環境が悪いにしろ、このままでは残念としか言いようがありません。状況が変わるのを期待するしかありません。
さて肝心の販売時期ですが、猛暑で少し遅れまして10月16日(月)から始めたいと思います。現状、メーカ品種は20品種、育種ビオラは10品種ほど開花を始めています。ちらちら問い合わせも頂くようになりました。現在は見本ポット作成や店舗装飾また、切り花の苗の定植を急いでおります。もうしばらくお待ちください。
全国的な猛暑です。酷暑です。残暑です。北海道では百何十年ぶりに観測史上を更新した高温続きで、日本国中茹っている状況です。そんな中令和5年産、パンジービオラがスタートしました。SNSでは多数の方が種まきを始められていて、当園も10月からの販売を始めるにはこのタイミングは外せないとの判断で、断行しました。それにしても暑い。ラニーニャ現象か何か知らないけど、世界は日本はどう進んでいくのでしょうか。
大きく分けて、メーカー品種と個人育種の品種を播きますが、今回は個人育種の在津さんの分が更に細分化さてていて非常に苦労しました。1粒もあれば数十から数百、組み合わせの複雑さは用意した在津さんも大変な労働だったと思いますが、こちらも負けじと困難を極めました。さらに在津さんの次世代の播種もこちらにお願いされて、暑い中にあっても、冷気が下りてきた気がしました。
これら作業も、どんな花が咲くのだろうかとか、買われるお客様の姿をイメージするから出来ていると思います。先月あたりから世の中を賑わしている某大手中古自動車販売の問題。儲けるために手段を択ばない姿勢には、毎年同じ作業の繰り返しの、一介の農家には、どこの国の話だろうと思ってしまいます。見えない花の下の根っこを支える土の、一つひとつの成分までこだわる農家は、ここがモノづくり国家と信じ、日本人として誇りとプライドをかけて仕事をします。コツコツと小さい石を積み重ねながらも、プロは見えないところほど手を抜かない、なーんてと、自負しながらの作業。そういう日本人が多数だとは思いますが、何とも残念なニュースでした。
原油高が止まりません。その成分の一つナフサを使用して作る、ハウスの被覆ビニールが二年間で40%上昇しました。段ボールや肥料も同じような傾向です。しかし今日の農業新聞では農産物は2020年対比で僅かな上昇に抑えられていました。いろんなものが上がりすぎて、最終的なしわ寄せが、手近な農産品に影響してるのかなとも思いました。なのでより良い商品を作らなければ抜けさせないとの思いもあります。このご時世、買う側も大変、作る側も大変。ここは少しだけ理解していただいて、価格を少しだけ見直すのをお許しください。
さぁ今期のパンジービオラが始まりました。二か月後には大輪の花を咲かせます。
最後はいつものように、自家製スイカとピザで発芽の成功を願いました。
しばらく間が空いてしまいましたが、現在はれんこんの収穫の真っ最中です。購入の問い合わせを頂き慌てて準備に取り掛かっております。昨年より続いたアリューム類を中心とした切り花栽培も終了し、ドライシリーズの出荷を待つのみとなりました。梅雨明けにはこれらも全て出荷の予定となっております。そしていよいよパンジービオラの準備となりますが、その前に前作の反省会を少し行いたいと思います。
総括してコロナ前に戻りきった年だったと感じました。過去3年のコロナ禍で切り花市場の落ち込みで、生産を野菜栽培へ変更したり、休止を決めたり、資材燃油高で作型を変更したりで、供給が不安定となったのか、はたまた気温高で前進出荷の反動か、コロナ禍の落ち着きに沿うような形で、先ず2月に入り海外から先に3月には国内の重要も旺盛になり、活況を呈した気がしました。特に見栄えのする大型の「昇龍」であったり「シュベルティ」などは引きが強く、今秋の作付け量にも検討が必要と感じました。花の世界はやはりこうじゃないと、と思いながらも調子に乗りすぎないように程ほどで納めたいと肝に銘じておきたいと思います。
以前は自分の立ち位置はどの辺りなのかと、事ある毎に気になりましたが、今はあまり気にならなくなり、言われるがままにただ出荷するようになりました。歳を取ってきたのかなぁ、人生も終盤だし何時までやれるのだろうか、たまに考えるようになりました。
現在は10名ほどで蓮根の出荷をしており、23軒の生産者で「高砂れんこん」というブランド名で出荷しています。早朝から年々重たくなり身体を駆使して頭の中は次作の構想を練りながら過ごしております。蓮根の役員も今年退任し、やっと自由になりました。その自由な思いで今後の事業展開を考えていきたいものです。
ガーデン&ガーデンSpring/2023に育種家の在津さんと共に掲載していただきました。記者様有難うございました。
グリーン情報 Vol503 2023/5月 に育種家の在津さんと共に掲載していただきました。記者様有難うございました。
宮崎/アナーセンの展示会にて