お知らせ

2026-08-21 17:00:00

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 この度、熊本地震の発生から時が経ちました。当地区は、震源から少し離れた場所でしたので県外の方のイメージ程被害も少なく最悪の事態は免れました。しかし全国の皆様からの温かいご支援と励ましに、どれほど勇気づけられたことか、言葉では言い尽くせません。本当にありがとうございました。

 早期に復旧でき、通常業務に復帰できたのをこの場をお借りし、改めまして、皆様へ心より厚く御礼申し上げます。これからも熊本は、皆様への感謝の気持ちを忘れずに、明るく前向きに進んでまいります。日常を取り戻すことこそ最大の心配への恩返しと思っております。

 

 一昨日、遅ればせながら今年のパンジービオラの初回の播種を行いました。夜に知ったのですが、この日が38.7℃でこの熊本市が日本一暑い都市でした。なんと言う巡り会わせ。今後に期待が持てます。メーカー品種と自己育種品種を半々で播いたのですが、育種品種に至ってはここ数年の品種の乱立で、過当競や、市場の熟成期で少し冷却期間だと思っております。市場を活性化させるには常に新商品、話題の品種を投入することがセオリーと言うのは分かります。しかし生産者個々はその様なヒットが常に打てる訳がありません。なので私個人の考えとしては、一旦ここで立ち止まって既存の品種をもう一度今の品種を磨いてみようとの決断をいたしました。もし、その過程で「これは」と言うユニークな個体で生まれた時には、然るべき人の判断を仰ごうと思います。

 

 世の中には一所懸命自分の品種、ブランドを立ち上げようとする人が沢山居られます。私自身も以前はそうでした。なのでその方たちの活躍も少し距離を置いて、見てみたいと思います。正常な競争こそ未来ある市場に繋がることと信じて。買ってくれる方が居て、初めて作る人の存在価値が生まれます。苦難を経て復活する人、コメが安くても継続できる人、全てに残る理由があります。が、しかし農業は損得勘定だけではありません。綺麗に整地された田畑に規則正しく栽培される作物、景観だけでなく水の涵養や防災など、計り知れない社会貢献に寄与している。都会の人によってはその景色、故郷が心の下支えになったりもする。この地区もレンコン栽培を辞められる方が徐々に増え雑草が生い茂ってます。そしてそれは左右に広がりを見せつつあります。なんとも寂しい。収益を生まなくても管理には一定のコストがかかります。共同作業だってあるでしょう。それを一般の方には少しでも理解して、農産物の購入に繋げていただく。無力ですがそんな願いです。

 

 人生はリスクとの戦いです。種を播けば仕事がたくさん発生します。生命を誕生させた訳です。そこから売る責務、責任が発生します。農業も経営、50%の生産管理。50%の販売管理です。今年もここからがスタートです。令和8年8月猛暑、よろしくお願いします。

 

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発芽の無事を願って。

 

 

2026-07-01 17:00:00

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 熊本もやっと梅雨の終わりが見えてきました。6月の半ばにまとまった量が降りましたが、今のが「最後の雨」となって終わる見込みです。

5月いっぱいで最後の品目、「昇龍」も無事にに終わり、あとはドライを残すのみとなりました。半年に渡り、購入して頂いた中卸様、花屋さん有難うございました。そして取り次いでいただきました、市場様有難うございました。幾つかの課題は残ったものの、向かい風の中本当に感謝しております。毎年毎年、こうも大変なことが発生するなと思いながらも、何とかやり過ごしてきました。しかしながら、互いの体力は相当削られて疲弊しておりました。やはりという数字が昨日今日と発行の農業新聞に出ておりました。双方一面トップです。もちろんこの媒体の最大の支持者なので当たり前のことでは有りますが。やはりという、結論です。

 梅雨明け間近で気分はカラット行きたいところですが、大変な状況です。問題点を今更上げることもなく大変な状況です。それぞれに防衛策は有ろうかと思いますが、作る側の思いとしたら必要とあらば生き残れる。それに向かって自分の得意とする分野を伸ばし、お客様に喜んでいただく。これに尽きると思います。何でもAIで答えを求める風潮になって来ました。これを否定はしません。早く勉強して積極的に使っていきたいと思います。便利なツールは使ってなんぼとの考え。しかし思考のベースにあるものは今までの経験や思い、情熱や心躍る経験。AIにはまだそこまで行ってないと信じ、また一歩進んでいきたいと思います。AIによって時代は益々便利になるでしょう。しかし効率だけじゃないこれらゴミの中にこそ、ゼロイチを生み出す真のお宝があるように思えてならない。

 梅雨明け後、アリュームのドライシリーズの選別に入ります。大きさ、等級別に選別後今月末辺りに出荷の予定です。採取したパンジービオラの種の調整を今行っております。8月からの播種にむかって準備中です。よろしくお願いします。

 

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福岡のHさまによる装飾

 

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2026-04-11 13:00:00

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 4月も半ばになり25℃越えという、気温も到来するようになりました。それに比例するようにアリュームの生育も加速してきました。
前回の記事を補足するかのように、一昨日の農業新聞でも「農家の破産、最多」という記事が一面を飾っておりました。前回は中東のイラン問題がなかった時でしたので、この有事で加速助長したという事じゃないのでしょうか。暗いニュースばかりで申し訳ないと思いながら、現場には緊迫感が漂っています。遠い世界の話ではあるのですが、足元にはナフサ不足でこれからの農業ビニールを含めた関連資材が30%ほど上昇する。またお金を出しても供給不足で入手できないかもしれないとまで聞こえてきます。どうしたものでしょうか。農業界だけではない、全産業を巻き込んだ形で生き残りをかけた戦いになるものと、覚悟しなければなりません。先ずは秋から使用する資材の先行購入と備えを始めないといけません。

 販売も長期にわたって低迷し、3月の需要期に一瞬良くなったかと思えば、また低迷。市場のバイイングパワーが確実に落ちてきております。多分農業界でもこの品目はダメだからこれに切り替える。もっと大胆に花から野菜と作物転換する人も出てくるでしょう。でも結論から言うと、移っても同じ今の品目で腰を据えて頑張るしかないと言いたい。「隣の芝は青く見える」のことわざの如く。ここでも競争している。移った先でももちろん競争がある。畑を変えればまた一から始めないといけない。写真はアメリカからのお客様。大阪のなにわ花市場さんが案内してくれました。花を手掛けて約30年ほどになりますが、15年ほど前に国が後押しする形で、外国への輸出拡大の事業があり、当園のアリュームを持ち込んで提案して頂いたのが始まりです。そこからグロリオサやスイートピー等と一緒に行っていました。そして月日は流れ、今回の来園に繋がったわけです。アリュームを曲げるというのが当園の売りではあるのですが、途中「何やっているんだろう」「こんなことして無駄じゃないの」と何度思ったか分かりません。でも続けました。それはまだ自分の中に熱が残っていたからです。そのうち誰かが分かってくれるだろうと。その答えが、後にしか来ないという事も。可能性があるならばそれを磨いて、チャンスを待つ。しぶとく待つ。エリザベスさん有難うございました。私の中ではテイラー・スイフト以上に眩しくもありました。確実に言えることは、『お金を追うな、自分を確立し夢を追え』それがこの30年の答えの様な気がします。誰でも近道をしたいが、でもその近道は誰でも向かうし混み合う。残ったのはイバラの道だったかなと、そんな気がします。生産者はその道を、一生をかけて自分のブランディングをしていかないといけません。

作の状況はシュベルティは後、数回で終わります。丹頂系は後半のおてもやんが来週からです。そして月末からはいよいよ最終兵器「昇龍」が出ます。あっと「シクラム」も残ってました。後半もよろしくお願いします。

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2月のアナーセンでの展示会で

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レディが輝いておりました。

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2026-01-14 18:00:00

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 すっかり明けてしまいましたが、おめでとうございます。

昨年と違いどんよりした年明けになったのですが、今年もよろしくお願いします。仕事のモードはすっかりパンジービオラからアリュームを中心とした切り花に切り替わっております。数年前までは初市に合わせて正月も花切り、選花と慌ただしいい日々だったのですが、秋の高温傾向で半月ほど開花が後ろにずれ、正月らしい日々となりました。開けて数日後の新聞記事に農業界の戸籍調査の農業センサスで5年前から農家人口が1/4が減少したとの統計値が出ました。減っているとの日々の実感はありましたが、全国的にこうも減ってるとは衝撃でした。そして今日の記事で農家の負債総額1千万以上の倒産が増加で、過去30年間で最高の数、年100件をゆうに超えているとのこと、規模の小さい農家が多いとは書いてあったのですが、やっぱりそうだったかと、特に驚くこともありませんでした。物価高を含めいろんな要因があると思いますが、仕込みにかかる価格上昇分を、販売価格に転嫁出来ないと立ち行かなくなる。その状況は目前に迫っている。今までと同じ感覚で、同じ気持ちで営農をしていては直ぐにその渦に飲み込まれてしまします。農業も経営。経営感覚をしっかり持って、良い品物を作る。望む人に届ける。それに見合う対価を頂く。それでまたいい品物を作る。単純だけどその回転をしっかりした軸で力強く回し続ける。何も近道は有りません。上辺だけ似せた、似たような物は簡単にできる。作り手はディテイルに拘り、さらに上を目指していく。それには時間もお金もかかる。捨てることだって多々あるでしょう。それは自分が納得する尊厳とプライド、周りとの差を際立たせる為の最後の仕上げの工程です。しかし全ては、それを分かって選択していただける消費者の選択眼にかかっています。1億総中流から、格差が拡大しつつある現在において、地面にしっかりと足をねじ込んで進まないと、すぐに遭難してしまいます。

 今年は丙午です。私も還暦になります。今更進んできた道を大きく変えることはできません。先にあろう光に向かって進んでいくしかありません。いよいよ人生の仕上げの時期に差し掛かっております。でもやることは今までと大きく変わりません。でも少しづつは変えていきたいと思います。そんな還暦の年にしたいと思います。60年の仕上げの年に、新たな気持ちでスタートを切りたいと思います。

 本日より、アリアム「スネークボール」の出荷が始まりました。来週にはブルーパフュームも始まり、切り花の本格出荷を迎えます。同時に来期に向けたパンジービオラの採種の準備も進めないといけません。正月の充電を放電する時期になりました。本年もどうぞよろしくお願いします。

 

    令和8年 1月  元日

    木村園芸   木村敏朗

 

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2025-12-12 10:00:00

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12月も半ば、10月の20日より販売を続けていたパンジービオラもそろそろ終わり、切り花へのシフトする時期に差し掛かりました。それまでにパンジービオラを始め、秋植えの花壇苗の購入して頂いた方々に感謝申し上げます。その後の生育は如何でしょうか。全ての生産者が我が子を嫁に出すような気持で生産していると思います。なるべく避けたいのですが、昨今の異常ともいえる気象条件で、体調を崩す子もいると思います。すみません、そういう子を出さないように生産者は日々改良を加えております。お客様のし好の変化も早く、それに合わせて生産者も見切り発車の部分も、多くなったのは否めません。今年は特にその傾向を強く感じた年でもありました。正しい方向に変化する。先輩方の築いた道をオマージュしながら発展させていく。そのストーリー性も大事にしながら、進みたいと思います。

 生産の方は切り花が始まりました。先ずはブプレリュームから始めたいと思います。30年近く手掛けていて、すっかり手に馴染んできました。定植後の高温で若干短めの丈からスタートします。末からは主力のアリュームの曲げ付けが始まります。いよいよシフトチェンジの時期です。ポピーのアメイジンググレイがなんと咲いてきました。苗で販売した一部を試験的に定植した分です。市場の反応を見たいと思います。

 

 パンジービオラを含めた秋苗の販売は今月20日まではしっかり対応したいと思います。まだまだ良苗も残っていますので、来園ください。よろしくお願いします。

 

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