パンジービオラの販売開始から10日ほど経ちビオラは、ほぼ全種開花(遅咲きのバレンタイン等は除く)し、パンジーは現在約2割ほどの開花の状況です。この時期は切り花の植えつけも最盛期でいろんな作業が同時に進行します。ハウス入口の寄せ植えもかなり充実してきましたので、これらをダイジェスト的に紹介します。
18日に第2圃場にてアリアム丹頂を植え込みました。1穴に2球ずつ地道に植えこんでいきます。手前の方はニュースタッフのNさんです。身体中にエレキバンみたいなのをいっぱい張っての作業です。すみません、こんなつもりじゃなかったでしょう。
ビニール被覆をした後に、第2ステージのブプレリュームとスネークボールを定植しました。
最後は売店前の寄せ植え群を一部紹介します。
以上を作成されたベテランガーデナーのYさん。今後は作品集(ギャラリー)として『Y's ギャラリー』をオープンし、今後の作品も含め紹介していきたいと思います。
当園の主力であるパンジービオラが、ある程度咲いてきましたので本日より販売を開始しました。しかし今まであまり降らなかった雨が今日に限り、こんなにも降って残念な幕開けでした。今回はパンジービオラは開花速報で紹介していますので、それ以外の品種を少し紹介しようと思います。
パンジービオラに次ぐ当園の看板商品となった「ディアスシア」です。昨年好評だったボールドピンクを含め全5色を用意しました。見た目はか弱いのですが、熊本の寒さにも耐える耐寒性があります。花の数が少なくなった時は、全体の半分ほどと霧戻すとまた吹き上がってきます。雨に当たってへたるのと夏の暑さが苦手です。宿根化する場合もあります。
次に紹介するのは「バコパ」です。これも当園で積極的に薦めております。上記の可愛いピンクリングを始め大輪のライラックを新たに加え全4色用意しました。耐寒性もあります。これも花が少なくなったらディアスシアと同じように切り戻しますが、すこし軽めの方が安全です。暑さ、切り戻しのショック等で突然枯れることがあります。
これも定番商品の「ヒューケラ ドルチェ」で白山貿易さんより取り寄せました。この葉物の登場で寄せ植えがぐっとお洒落に楽しむことが出来るようになりました。宿根化し大株になります。和名はツボサンゴ、初夏に白い花を付けます。全6色用意しました。
後は後ほど紹介いたします。
この言葉は2005年スタンフォード大学での卒業式に行った故スティーブ・ジョブズ氏の講演での言葉です。
昔、コンピュータがまだ高価だったころキーボードを使い端末(当時はワークテーションと表現)を使いコマンドと言って命令文を一行づつ入力し、プログラムを作ったり、コンピュータを操作していました。その複雑な操作に専門的な知識もかなり必要としました。その後、MS-DOS(後のウインドウズ)の終盤にマッキントッシュがデビュー。
マウスを使った操作に直観的で分かりやすい、自分の机に書類を広げているような(ウインドウ)感覚に感動しました。専門家にしか扱えなかったコンピュータが、誰でも扱えるようになりまさに革命が起きました。しかし、マックはデザイナーなどの業界人に人気が高く、私とは距離があり手を出すことはありませんでした。(一種の憧れでした)
この直観的で誰にでもわかりやすい操作性こそが、後のパーソナルコンピュータへの普及の引き金になり、これに影響を受けたビル・ゲイツ率いるマイクロソフトとの開発競争があったからこそ現在の情報に満ち溢れる?豊かな世界があるのでしょう。その拮抗しながらも健全な競争こそが、発展する産業の礎になっているのでしょう。それは保護主義の行き過ぎた農業界にはとても必要なことのような気がしています。亡くなる一か月前にビル・ゲイツ氏と食事をしたことを後になって知り、何を話したか定かではありませんが、貴重な最後の晩餐だったのでしょう。
農業の世界ではよくお金は畑に落ちている。それを拾うのが農業だと言われます。偉人であるジョブズ氏の言われることはよく理解できませんが、ハングリーとは拾うアンテナの感度、愚かとはそれを貫く信念だと勝手に解釈し、何のために今農業を行っているのかと再度問いかけてみようと思います。
好きならば誰が何と言おうとも自分を信じ前に進めと
ありがとう スティーブ
http://www.youtube.com/watch?v=87dqMx-_BBo
画像は今週の販売開始を前に見本ポットを作ろうとしているところで、適当に集めたら可愛かったので、さらにロウ引きのお洒落なトロ箱に入れたらお菓子の詰め合わせみたいになっちゃって。
どうですかこんなお歳暮『愛・ビオラ』です。