お知らせ

2012-10-22 01:05:00

http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=UY8MOy0m5WU

 「ビオラが蝶になって空を舞っているでしょう!」と言われてはて?何のことやらと思っていたら、NHK趣味の園芸の新しいオープニングタイトルでのことでした。この業界にいながら知らなかったもので失礼いたしました。「私、押し花もやってるの」とおっしゃる北区清水にお住いの西田さんは、前からのお客様でずっと歯医者さんとばかり思っていました。いつも変わった色(珍しい)の花を買われるなーと思っていた疑問が一気に解決しました。

 手の込んだ綺麗な押し花を作成されたのが押し花作家の杉野宣雄さんと言われる方です。日本ヴォーグ社と提携し、「不思議な花倶楽部」の副会長として押し花文化の普及に尽力されています。西田さんはその普及活動をインストラクターとして九州一円で行っているとの事でした。既に3万人を有する押し花愛好会の存在や西田さんの活動を知らぬ自分を恥じるばかり。そこに当園のパンジービオラを使有って頂き感謝申し上げ、試しに男性の受講者いますかと冗談で聞いたらいるとの事で、引っ込みが利かない状態に。思わず真剣に考えてしまいました。

問い合わせは http://www.oshibana.com/

先週の雨を境に、季節がまた一段前に進んだようです。そろそろクリスマス用にリースが欲しいなと思ったころにスタッフのYさんが虹色すみれをベースとしたリースを作成されました。まだ早いと思ってもこの頃は日が落ちるのも早くなり、一気に季節が進んでいくような気がしています。

2012-10-13 19:47:00

~ 全ては翌年に来ていただけるか ~

 2012年パンジー及びビオラの生産直売を本日から始めました。俗に言うところの庭先販売で当園に名簿を登録された会員様宛に徹夜で作成した案内のハガキを昨日の朝一番に投函しました。パンジービオラを始めとした花壇苗は直売をする以上、一切の市場又は園芸店など他で販売することはありません。切り花の場合は全くその逆で市場の信用を得る為、一切の直売をしていません。これは自分に課した15年間続くルールであり、生産する上でのポリシーでもあります。

 生産者として不慣れな販売にこだわるのは、お客様有っての生産物として、意識を常に初心に戻す意味が大きいのです。サラリーマンをやめて生産農家になった時、自分の作ったものがどう評価され、どう価値を認められ、どう社会に貢献できてるかを考えることがありました。現在も自ら作った農産物は全量JAさんや、市場に出荷して終わりと言うのが主流です。換金作物としての農業ならこれもまた正解でなんら批判に当たりません。私は農業を自ら選択しました。だから自分でその価値を直接目で確かめて見たいのです。そのお客様の喜ばれる姿を実際に見て「物を作る」と言う事の原点を確認したいのです。そして生産者としての誇りと少しばかりのプライドを保っていきたいのです。そのための庭先販売です。

 史上まれにみる僻地での販売は通りすがりの人などまずいない、辺境の地で行っています。地図で確認すると北に白川、西は有明海とまさに行き止まりガーデン!。この地にしょうがないと遠方から来て下さるお客様と、罠を仕掛けて待っている百姓との一本勝負が今年2012年10月13日始まりました。

 ご来店お待ち申し上げます。

PS:案内のハガキが必要な方は「問い合わせ」にて住所、お名前、電話番号をお知らせください。当園に登録後発送いたします。

植え込みも順次行っています。

10月13日現在の状態です。 初回播種分の9割は開花しました。

2012-10-04 18:49:00

 今年もいよいよアリアム「スネークボール」の初回の定植を行いました。今年の九州は残暑がそれほど厳しくなく、今のところ順調な生育が期待できますが、今後どうなるか分かりません。この超、超促成のスネークはアリアム中トップを切って昨年は12月からから出荷しました。おかげで暮れも正月も無くなった訳ですが、年末の特段の需要を感じず今年はしっかり生育させ年明けの1月からの出荷にと現在計画を立てています。

 13,4年前の畑の中の出来そこないのアリアムを、面白い!何とかお金に替えれないかと試しに出荷した「グリーンボール」は二年後の巳年に「スネークボール」と名をかえ現在当園には無くてはならない商品に成長しました。振り返ると当時の、売れるかどうか分からずとも突き進む純粋な気持ちと、若い熱い情熱がそれを成しえたのだと思います。

 今まで日本をけん引していた産業が大変な苦境に立たされています。特に電機業界はひどくどこも巨額の赤字を抱えています。昔大好きだったソニーもそう、パナソニックにシャープも。シャープに至っては会社存続の危機さえささやかれています。原因は急速なデジタル化流れの中以前は圧倒的な技術差があったものの差はみるみる縮まり、途上国が追いついてきたこと、モジュール化も進み何処でも部品の組み合わせで高品位の商品が簡単に安く出来る事、過去の成功体験による慢心と過剰投資なども上げれますが、シャープの液晶に全てをかけた判断が決して間違いだったとは一概には言えません。マスコミも含め当時の識者も賛同しエールを送っていました。しかし私は最大の敗因は巨大化した組織の中で安定志向の経営方針のもとリスクを恐れた事、将来の飯の種を蒔いてこなかった、これに尽きると思います。

 もう少しアナログで行きましょう。失敗を恐れず夢だったり、こういうのがあれば良いなぁ、面白いかも等、直感や個人の感性を大事にしましょう。失敗しても立ち直りまた次の飯の種をまく。それを繰り返して次の時代に進む。小っちゃい自分もこうありたいなとの思いから書かせていただきました。だから私も「スネークボール」に関しては1本1本手作業で曲げることにこだわりと誇りを持ち続けたいと思います。もちろん教科書はありませんアナログであり感性です。そして次の種をまくことも忘れずに行っていきたいと思います。

シャープの創設者の故早川さんは「他社にまねされる商品を作れ」「ナンバーワンよりオンリーワン」と言ってました。しばらくは大変な状態が続くと思いますが、必ずや復活の日を待ち望んでいます。これこそ日本の復活です。頑張れシャープ!がんばれNIPPON!

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