お知らせ

2011-07-22 20:29:00

当園が勝手にマスコットキャラクターにしているカエル君。その幼生であるオタマジャクシが、現在掘り取り作業を行っているれんこん畑の中のいたるところで元気に泳いでます。その数、数千匹?は居るでしょう。休む暇なく呼吸の為、水中と水面とを忙しく交互に行きかっています。よく見るといろんな種類のオタマジャクシがいます。

近くには無事成長し、カエルになった個体もたくさんいます。濃い色や薄い色のツチカエル、黄緑色の日本アマガエル。まだ尻尾が残っているやつも。フナの子供もいて何とも豊かな自然環境に笑みがこぼれます。そしてほりまる君に追われながらあっちこっちに逃げ惑うその姿が何とも滑稽です。

私た農業生産者は耕種基準などを参考にし頭の中では安全な物を作っていると信じています。しかし実際こういった豊かな自然環境、多種多様な生物と共生して初めて、本当の安心感と自信を持ち皆さんに食料を供給していることの誇りと社会的責任を果たしていることを確信します。

現在、放射性セシウムに汚染された牛肉が全国的な広がりを見せています。一見、普通に安全な環境で育っている牛たち、その牛たちに安全であろう場所から収穫されたわらが原因で内部被ばく。それでも外見上はいたって健康な牛たちを人間が作った測定器で測ると、同じ人間が勝手に作った基準値を超えたからと、本日ついに焼却処分を決定。

牛に何の罪がある。育てた人間に何の罪がある。およそ計測器で人が住めたり、食べ物の安全を図るなど有史以来ありえなかったことだし、不自然極まりないことに思える。

この現代科学技術の最高峰ともいえるこれらシステムは既に破綻している。もう一度原点に立ち返り、力強く復興に向かいたい。育てた方も、また育てられた方も不幸になる「そういった科学技術は要らないよ」と生まれたばかりのカエル君は言っているようでした。