お知らせ

2011-08-02 16:25:00

8月に入り、れんこんの収穫も残すところ後数日となりました。最近の酷暑続きで、調理に火を使うれんこんは敬遠されているのか相場も低空飛行が続いています。そのような状況で頭の中はすっかり「花モード」に切り替わりつつあります。

画像は昨年の「播種計画書」です。例年、第一回目のパンジービオラの種まきを8月16日前後に行います。まだまだ外は35℃近くの猛暑日が続いている中での作業となり、その種まきの基となるデータがすべてここに記載されています。何時、どの品種をどの位のボリュームで蒔くかは、販売時どの位売れるかに直結する問題で、200を超える品種を全量直売で販売する当園にとっては、この播種計画書は言わば販売の生命線です。

秋口のまだ気温が高い時期はブルーを中心とした寒色系の花が、木枯らしが吹き始める初冬には赤やオレンジといった暖色系の動きがよくなります。お客様がどのようは花を選択されるかは、その年々の環境要因+心理要因+社会的要因などに左右されます。つまり十数年来のお客様の動きがこのリストには集約されているわけです。これに毎年新品種を割合として10%~15%程落とし込んでいきます。常に最先端を目指す当園にとっても、こればっかりは博打ですが新しい花に出会えるのは、作る側、買う側にとって最大の楽しみでので積極的に展開いたします。しかし、いつも外してばかりで叱られっぱなし。「永遠に未完成」ですよね。

種を蒔くということは「生命のスイッチ」を入れること、入れたスイッチは戻せないため、咲いた花の嫁ぎ先が見つかるように、このリストに何度も修正をかけて仕上げます。いよいよ2週間後、種まきが始まります。

PS 先週末、大半のひまわりを採花し各方面にプレゼントしました。予定日が二週間ほど遅れ締まらない結果となりましたが「ひまわりプロジェクト」の方で頂いた写真の一部を紹介(随時追加)していきたいと思います。