まだまだ猛烈に暑い日々が続きますが、一昨日今期のパンジービオラの第一回目の播種を行いました。月遅れ盆を前にれんこんの収穫作業も完全に終わり、オリンピックの終了と共に燃え尽きてしまいました。今回のオリンピックはマイナーな種目の活躍とチームプレーが非常に印象に残りました。あまり日が当たることなく日陰で力を蓄えた人々の、一旦日の当たる処へ出ればこんなにも輝くものかと改めて思い知らされました。またこのストーリーが日本人の感性に合っているのでしょうね。植物的には見えない根っこを、大地に深く強く張ることが、大きくて立派な花を咲かせるってことなのかなと思いました。
しかし寒さを好むこの花にはとても耐えれないこの環境ですが、10月半ばに花をお見せするにはこの時期にやらざるを得ません。すでにシステム化されたこれら作業で大規模経営されている所が大多数とは思いますが、1品種でも最大100粒程しか播かない多品種経営は面倒で、手間がかかり無駄も多いと思います。私にとっての金メダルは高冷地に負けず、立派な花をいち早く届けること。小っちゃい勝負ですが今年もやりますよ。手間がかかるところを逆手にレアな品種、希少品種を含めて価値を高めていこうと思います。これからも手作り感満載ですがメダルを目指して頑張ります。
お客様の「わぁぉ」の声と笑顔を最大のモチベーションに今期の播種が始まりました。
もうかなり使い古した発泡スチロール製のプラグトレイ。高温対策を兼ねていますし、表面のガサガサが根の発達を促します。
スタッフのYさんがこのトレイに「ギュギュッ」と播種用土を詰め込めます。温度と水分を一定にするための大事な作業です。
昨年の販売データを加味し作成した播種リストを元に冷蔵庫に保管していた種子を準備していきます。似たような名前が多く非常に高い集中力を必要としますが、シーズン中、必ず2品種程まったく違う花が上がってきます^_^;。
Yさん今年は大丈夫ですか~
真空播種機で吸わせてポンで終わりです。
昼までに約12,000粒を蒔きました。すぐに予冷庫に入庫し催芽させ、6日程で出庫します。
丁度のタイミングで宅配ピザが到着しました。モチベーションを上げる第3の理由です。おいしかった~