ヨーロッパ辺りの冷涼な気候を好む切り花、せり科の「ブプレリューム」の第一回目の種まきを3日連続で気温日本一を更新中の熊本で行いました。正直あの手この手で、だましだまし作るのですが、播種直後に6℃の低温を与えることで強制的に発芽を促します。
区画毎に30枚、6,000強を4回に分けて播いていきます。この状況はブプレリューム生育状況で随時報告していきたいと思います。ついでに過日8日にほど近い玉名地区の大浜に研修に行った報告をしたいと思います。
現在リコピンブームで追い風が吹いているトマト栽培です。民間資本で俄然注目を集めている”トマトJr農園・玉名”でございます。ジュニアとJRを引っ掛けてあるのか、またまたミニトマトだからトマトのJrなのか良く分かりませんが控えめな字体が妙に気になります。初期投資に3億円、次年度2億円、今年7,000万の設備投資で総敷地面積が3haとさすがJR、蛇口の大きさが半端じゃありません。農場長は派遣されたJRの職員で全くの素人さんです。しかし本人の頑張りで初年度売り上げ目標の6割でしたが、年を重ねる毎に目標にだいぶ近づいてきたとの事でした。しかしトマトの大産地、玉名での民間進出で農民や業界に遠慮があるのか全量JA出荷との事で、民間の良いところが発揮できないもどかしさが看板にも出ていたようでした。期待した所はここにあったのですが、残念至極でした。今年からはさすがにJR直営のレストランに出荷するとの事でした。当たり前ですよね。
栽培システムは「ポットファーム」と言う岐阜県農業技術センターの培養液循環栽培システムで肥料の無駄のない環境に優しいシステムとの事です。農家の平均年齢が65歳を超えた今、民間資本が今後も積極的に入って来るでしょう。双方が良い影響を受けながら発展していければ面白い展開になるでしょう。このシステムも全国的にかなりの引き合いがあるとの事、今後が楽しみです。
立派なシステムと40度を超える室温とでくらくら熱中症直前です。
たったこれだけの栽培用の培地です。たったこれだけです。
スタバのコーヒーフィルターじゃありません。これに最大40回/日液肥を流すそうです。のどの渇く暇はなさそうです。
近くのJA直営の販売所で昼食を頂きました。
4枚ほど食べた後、最後に出てきた定番の「マルゲリータ」。美味しかったですけど、出るのが遅い!
誰も直売所で買わないものだから責任とって買いました。THE、750円もする高級トマトジュース「HAMATOMA」です。加工用トマトのシシリアンルージュ?にアサリエキス入りで・・・
はっきり言って類似品が多い中「う~む」ごめんなさい。デザインはいけてますけど!
と、色んな期待を込めて頑張っていきましょう!