※ 出荷が始まったアリューム「ドライシリーズ」
全国的に危険な暑さが続き、皆さま大丈夫でしょうか。やっと梅雨明けしたらこの状況、毎年の事ですが何とかならないでしょうか。しかし、そうこう言っているうちに秋は必ずやって来ます。その来るべく季節に向かって産地では準備に入っております。蓮根の収穫作業も終了し、先ずはアリュームの球根の調整から始めました。円安物価高で輸入球根も高止まりしていて、自家で使えるものは使うようにしてコストを抑えます。それでも一部は購入して、球根の更新もしていかないといけません。調整後は腐敗防止の殺菌剤を紛衣し保冷庫に入庫します。およそ二か月後順次植え付けに入ります。その頃には程よい気候になっていることを願います。
新聞によると野菜主要品目48種中7割で、過去最低の作付け面積の低下が発表されました。出荷に手間のかかる重量品目から始まり大半の野菜。伸びているのは、ブロッコリーとニンニクなどごくわずかの状態です。周りを見ても高齢化、後継者不足が目立つというより、当たり前の状態になって来ました。花業界も鉢花(花壇苗含む)がより厳しくなってきました。昔は皆で集まって単一品目を共同で大量出荷することが、成功法だったのが、あっという間に人口減少、し好の多様化の流れで様変わり。農業をはじめ、一次産業を支えてきた業界の急速な弱体化。底辺の産業の衰弱はその上に乗って仕事をしている方々の未来はどうなってしまうのでしょう。果てどうするか、先ずは人が集まる魅力的な業界にしましょう。人が集まり、競い合い切磋琢磨して初めて良いものができると思います。毎年同じことを繰り返せる幸せに感謝しながら、支持して頂ける方が居られる限り進んでいきたいと思います。今年の秋も熱い秋にしたいと思います。よろしくお願いします。
次に来月の播種まで一か月を切った、パンジービオラの播種の準備に取り掛かりました。昨年末の販売終了後、採種用の親株を系統ごとに配置し、交配を開始。途中立ち寄られた園芸店様の意見を頂戴したのでそれも考慮し、記録する。もちろん働いているスタッフや私の意見も少しは考慮し、選種後播種計画を立てることになります。もちろん本家本元の在津さんから送って頂いた分もしっかり組み込んでいきます。
販売する園芸店様の動きも活発になって来ました。SNS、電話、手紙など頂きますが、基本的な姿勢としてプライオリティは過去三年取引の有られる方、親株を拝見しに来られた方、その後に連絡を頂いた方を優先して納品したいと思っております。もちろん、個人通販も計画しております。近くに提供園芸店のない方にも届けれるように、対応したいと思います。問題は手間が掛かり、大量には作れない事。そろそろ本番まじか、その下準備をしっかりしたいと思います。