迷走台風に翻弄された1週間でした。当初関東辺りに上陸予定の台風10号は、日々予想を下向きに変えあれよあれよと言う前に、当園の上近くを昨夜通過していきました。伊勢湾台風に酷似とまで言われた日には、超厳戒態勢で臨む訳ですが結果は言わずもがなでした。夏休み最後の週で予想が広範囲に渡った為に日本中を巻き込みました。気象予報会社の有能な社員、最先端のスパコンで最高の英知を持ってでも自然の行いは予想できない。またそう簡単には解明できない。しかし過去数回ハウスを台風で飛ばした経験者としては、素直に従うしかありません。「備えあれば患いなし」これに尽きます。資材高で再建するにも昔以上に負担がかかります。気象のプロを持ってでも今回の予報は難しい。今回はたまたま熊本はラッキーだったと思います。宮崎、鹿児島、大分及び熊本の天草地方の方々にはお見舞い申し上げます。が、油断することなく、これからも進路上にある地域の方は油断することなく最大限の注意をお願いします。
今年のパンジービオラも始まっていて、播種後2週間近くになります。平年より3℃ほど高い状態が続いてたので、発芽にばらつきが見られますが、概ね6~7割は出ていそうです。これから初期管理にあたり、複数芽の整理や肥培管理が始まります。三つ子の魂百までと言うことわざの如く、ここでの躾が最後まで影響を及ぼします。与えすぎずに、切らしすぎないように管理をします。今回もいろんな組み合わせで、花をイメージして育てます。こんな花を創出したいとアウトプットを願います。それを願って組み合わせます。しかし、先の台風の進路予想が難しいのと同様に生命プログラムに対して、人間の強欲が簡単に入り込めるわけではありません。それでもこういうイメージの花に近づけたいと言う思いは、互いに生命なら通じるはず。そうやって理想の形を追い求めます。それが感動と言うものに繋がるのであれば。いずれにせよ結果は1月半後に分かります。
播種後は恒例のピザで発芽の無事を祝う。
自家製のスイカで祝う。