この言葉は2005年スタンフォード大学での卒業式に行った故スティーブ・ジョブズ氏の講演での言葉です。
昔、コンピュータがまだ高価だったころキーボードを使い端末(当時はワークテーションと表現)を使いコマンドと言って命令文を一行づつ入力し、プログラムを作ったり、コンピュータを操作していました。その複雑な操作に専門的な知識もかなり必要としました。その後、MS-DOS(後のウインドウズ)の終盤にマッキントッシュがデビュー。
マウスを使った操作に直観的で分かりやすい、自分の机に書類を広げているような(ウインドウ)感覚に感動しました。専門家にしか扱えなかったコンピュータが、誰でも扱えるようになりまさに革命が起きました。しかし、マックはデザイナーなどの業界人に人気が高く、私とは距離があり手を出すことはありませんでした。(一種の憧れでした)
この直観的で誰にでもわかりやすい操作性こそが、後のパーソナルコンピュータへの普及の引き金になり、これに影響を受けたビル・ゲイツ率いるマイクロソフトとの開発競争があったからこそ現在の情報に満ち溢れる?豊かな世界があるのでしょう。その拮抗しながらも健全な競争こそが、発展する産業の礎になっているのでしょう。それは保護主義の行き過ぎた農業界にはとても必要なことのような気がしています。亡くなる一か月前にビル・ゲイツ氏と食事をしたことを後になって知り、何を話したか定かではありませんが、貴重な最後の晩餐だったのでしょう。
農業の世界ではよくお金は畑に落ちている。それを拾うのが農業だと言われます。偉人であるジョブズ氏の言われることはよく理解できませんが、ハングリーとは拾うアンテナの感度、愚かとはそれを貫く信念だと勝手に解釈し、何のために今農業を行っているのかと再度問いかけてみようと思います。
好きならば誰が何と言おうとも自分を信じ前に進めと
ありがとう スティーブ
http://www.youtube.com/watch?v=87dqMx-_BBo
画像は今週の販売開始を前に見本ポットを作ろうとしているところで、適当に集めたら可愛かったので、さらにロウ引きのお洒落なトロ箱に入れたらお菓子の詰め合わせみたいになっちゃって。
どうですかこんなお歳暮『愛・ビオラ』です。