お知らせ

2012-07-26 18:35:00

 阿蘇地方を始め県内に無残な被害を残した今年の梅雨も、関西や関東に遅れて月曜にようやく明けることが出来ました。県内各地の災害復興に向け、夏休みを利用した学生ボランティア等が積極的に活動してます。一日でも早く元の状態に戻れるように頑張っているみたいですが、ことのほか被害は甚大で暫くは暑い中大変な作業が続きそうです。周りを見渡すと、皆さんこぞってトマトの栽培に例年になく積極的でしかもその作業を加速、増産を始めました。これは阿蘇産の高冷地トマトが被害を受けたとの見込みでの現象ですが、農家のしたたかさと言うか商機を嗅ぎ取る鼻のなんと素晴らしいことに感心させられます。参考にせねばバスに乗り遅れそうですが、ちょっと違和感を感じるのは何なんでしょう。

被害に合われた方たちのお見舞いと、早期の復旧をお祈りいたします。

  

 二か月を過ぎたれんこんの収穫も残り二週間あまり。梅雨明けと共に35℃超えの猛暑の中、消耗戦の状況を呈してきました。気力維持の為、相場は極力見ないようにしていますが、きっと素晴らしいと思います。

 

 いよいよパンジービオラの播種が残り一か月を切り、種子の注文の最終期限を迎えました。どの品種をどの位作るのか何時作るのかと過去の販売データを参考に熟慮を重ねるのですが、なかなか簡単には決まりません。種苗会社は付加の付く高額な商品が大量に売れれば良し、生産者は市場で高く売れる商品が安く、歩留まりの良く生産性の高さを望み、消費者は安く買えてコストパフォーマンスに優れた商品を望む。それぞれがそれぞれの立場で違う要望を持っておりこのバランスを保つのが非常に難しい。いろいろ考えた結果

 

「それぞれがそれぞれの立場で、また買いたい、売りたいと思うことを継続していける」これに尽きるのではないかと思います。最終的な主役は消費者でそれを中心に回る状況が理想のような気がします。いびつな円にならないように気を付けたいものです。

 

 そしてもう一つ、花は嗜好品。データー偏重の固い販売も良いけど作る側も、買う側も「ワクワク」この期待感を常に維持したいと思います。そこで個人育種のビオラと香るビオラ、この辺をチョイスしてみました。他にも遊び心満載の木村園芸をご期待ください。