お知らせ

2011-03-24 22:57:00
 

 先日、ニュースで仙台中央卸売場が再開し花のセリが行われ活況を呈したとありました。花屋さんに購入しに来たお客さんへのインタビューで、故人を花で綺麗に飾って送ってやりたいとのことでした。花を作る者として花が人間の喜怒哀楽に欠かせない、また感情を和らげたり増幅したしりする時の必需品と再認識し、非常に元気付けられました。そういえば、5,000年以上も前からエジプトの棺には、ミイラと一緒に花を手向けてあった事を以前見た古代エジプト特集の記憶が蘇りました。

 写真は「花時間」の最新刊(春)です。たまに情報収集のため本屋さんに行くのですが、パラパラと見ていたらビックリ!、特集のニコライ・バーグマンさんのすぺての記事に「スネークボール」が小さく載っているじゃありませんか。すかさず購入しDVDまで見ちゃいましたよ。デンマーク人のニコライさん、そして南青山まで行っちゃいました。ニコライさんその花れんこん畑育ちです、スミマセン。ニコライさんにとっては小さな一歩かもしれませんが、私にとっては大きな一歩になりました。

 震災の後、全国の花の卸売市場で大混乱が起き相場も乱れています。作る側の気持ちも乱れますが落ち着くのはもうしばらくかかりそうです。今の私に出来ること、それは「変わらず花を作り続けること」です。南青山からボールを返していただきました。今度はこのボールを震災にあわれた方達に返す時です。何時の日にかきっと。


(付属のDVDより転載)