お知らせ

2013-06-22 07:03:00

約1ヶ月間に渡り出荷していたアリアム「昇龍」も19日(水)の販売を持ち完全に終了いたしました。最後は近畿地方にまとまった数での出荷要請でどのように使われたか興味の湧く所で、ぜひ追跡調査をしてみたいと思います。二年目の今年は今後の行く末を占う大事な年です。画像では曲げ加工の途中で折れたステムの残骸の数々で、生産上の問題もかなり残しています。しかし本当に大事なのは使ってみてどうだったのか?これに尽きると思います。最終的な作り手の目標は、誰のためにどう作り上げるか!。ここにフォーカスをしっかり絞りピントを合わせていきたいと思います。そのためにここ暫くは使った感想を少しでも多く集め、生産にフィードバックしていきたいと思います。

 

今年も小原流の本部より蓮の依頼がありました。もちろん地元の花屋さんを通じてですが会報誌「挿花」の掲載用みたいです。蓮は特別です。何が?

① 品質低下の速さのため日が照っている時は作業できない。

② 水揚げの手間、水下がり防止の手間

③ 出荷時の梱包の手間

④ 咲足が速いため、先の注文には答えられない

などなどの理由で、あまりおいしい仕事ではありませんが大方名誉的な作業になります。

 

 

れんこん(地下茎)と同じようにすべての部位に同じような形状の穴が開いています。ここに専用のポンプで一本ずつ水を注入していきます。

 

葉の淵から小さい水玉がぽっぽろと落ちる瞬間が唯一感動のポイントです。生気を失っていた葉っぱが瞬く間に復活します。その後水落防止の処置をします。

 

こうやって依頼数量を全て仕上げ、通常は予冷をかけます。

 

乾燥防止の為、全体をビニールで覆います。

 

今回はれんこんの依頼もあったので、傷が付かないように手作業で丁寧に掘り上げた品物も付けての納品になりました。来月の掲載に、どう使われるのか楽しみです。