昨日のアリアム丹頂の販売を最後に23年産切り花生産がすべて終了しました。お取引下さった各市場の皆様、今回も大変お世話になりありがとうございました。本年産の反省点としてはまず、①需要と供給のバランスを欠いた出荷で非常に波の激しかったこと、②大量の優品出荷がたびたびあったこと、③後半の露地物において曲がりの弱いものがあったことなど・・・いくつもの課題を残す結果となりました。これらの問題点については次年度に向け反省し改善していくつ予定です。それでも支えてくださった市場の皆様には感謝するしだいです。重ね重ねありがとうございました。
先々週から始まっている、れんこんの出荷もここにきて急激に出荷の要望が高まってきました。当地区のれんこんは「高砂れんこん」のブランド名でJA中島を通じて全国に出荷されています。日本一の早掘りの産地としてかなりの長い歴史を誇ります。早掘りの名に負けじと、ご覧のようにまだまだ葉っぱが青い状態(通常葉が枯れかかってから十分にれんこんが肥大してからの出荷が主流)で出荷するので外も中も真っ白で、甘く柔らかくそして”シャキッ”とした食感が特徴です。人間の成長に置き換えたら丁度中学生くらいでしょうか。これをまだ暗い朝4時半より掘り取りを開始し昼には全国に向け送り出します。「高砂れんこん」よろしくお願いします。
大量の堆肥と上質な有機肥料を施した、とろとろの柔らかい特別な圃場で栽培したれんこんを「瞬!れんこん」として販売を予定しています。ぜひ一度お試しくださいませ。今月の下旬20日~25日の出荷予定になります。
先の農業新聞に2030年の農業従事者の平均年齢は72歳、人数は今より半減するとありました。このままでは農業者は絶滅危惧種ですね。どうしてこのような状態になってしまったのでしょうか。TPPにうわべの反対を表明していた鹿野農相。中国人スパイと繋がっていたと分かるや即辞任。このように頭の良い方はチャッカリ老後の事は考えておられるようで、単純な農家が輸出すればしっかり儲かる仕組みを考えてられた様で。真面目な農家は1年2年の赤字ですぐに生産を止める事はありません。この事が現在の食料供給の安定を生み出しているのが理解して頂きたいものです。株式会社にそれが出来るのでしょうか!。
他人を責めるのは簡単ですがまずは自らオールを漕いで前に出ましょう。競争が少なくなる業界は逆にチャンスですよ!。夢と希望を持った方々にぜひとも加わって頂きたいものです。
これは来年のれんこんの種になるものです。れんこんだってこうやって何千年と次世代に生命を繋いでいます。農業はたかだか数十年でレッドデータブックですよ。これからどうするか、なぜこうなったかもう一度考える時期に来てます。