早いもので6月になり、3日程前からここ熊本も梅雨入りしました。前半よりしっかりした雨が、降り続いております。生花としての切り花の出荷も、今月頭をもって終了しました。年末までの花壇苗の生産から、明けてからはアリュームを中心とした切り花の出荷に主軸を移して半年が過ぎました。感覚的にはあっという間に過ぎた感じです。それまでのSNSとかの消費者の動向を探ることなく、ただ市場からの要請で管理、仕立て、出荷調整の繰り返しに終始しました。その中で感じることは、海外からの要請が増えつつあることと、国内でもより情報を積極的に取りに行き、こだわりを持った花を独自展開される人が、より増えたと感じました。また昨今賑わしているコメ問題で、節約志向の強まる中、花の価格にも上下の幅が広がり中位の価格が下振れしたようにも感じました。その中でどこの価格を狙っていくのかは、経営の一番の肝になって来ました。やはり使ってくれる方が居ると、不思議と力が湧いてきます。今年も仲卸の方、お花屋さん、フロリストの方、市場の方、運んでくださる運送会社の方、箱備品を用意してくださる方、すべての方々に、もちろんスタッフも感謝いたします。有難うございました。
先月末からはれんこんの収穫も始まりました。花が終わってなく完全に重なってしまい、バタバタの状態です。これにパンジービオラの採種も加わり、大変な状況です。パンジービオラの種子の収穫は終わり、切り花の片づけ、球根の堀上を進めております。がれんこんの、収穫がある為なかなか進みません。少し余裕をもって生活するために、来年はれんこんの生産を取り止めようかなと考えております。コメ問題と共通するところも有るのですが、大変な仕事はなかなか後継者が育ちません。ましてや収支がトントンだと経営から外され、生産が不安定になります。価格が二倍になるのも問題ですが、バランスよく消費と生産を上手に舵取りするのが、政治の役目だと思います。止めたら100%帰って来ませんから。
れんこんの収穫をしつつ、アリュームのドライシリーズの準備も始まります。梅雨明けに出荷の運びとなりますので、よろしくお願いします。パンジービオラの種子もこれから調整に入ります。今年の方針は追ってお知らせいたします。今後ともよろしくお願いいたします。
アリュームの最盛期の時
アリアム昇龍
「陽気なおてもやん」
シュベルティのドライ仕様
クリストフィーのドライ仕様
パンジービオラの親株養成
アナーセンでロカ先生と
プランツパートナーさんから提供頂いた、アリアム昇龍を用いた作品群