先ずは、今回の台風19号で甚大な被害が発生しました。その方々の一日も早い復旧、元の生活に戻る事が出来ますようにお祈りいたします。被害の中心が台風か常襲する九州ではなかったものの、明日は我が身と骨身に深く刻みました。このような折、花の販売などと一瞬思い悩みましたが、出来る人は平時と同じように活動することこそ復旧の一助になるとの思いで、案内させていただきます。8月の下旬より種まきを始めとする準備を始めました。低温長雨かいくぐり、続く35℃超えの残暑に耐え、最後に台風をやり過ごし、結果いつもと変わらぬこの時期にお客様を迎える準備が整いました。
花作りは、年々落ちていく体力とお客様の喜ぶ笑顔とのシーソーゲーム、その思いを胸に今年は今年のパンジービオラでお迎えいたします。第一の目玉は個人育種家の方との連係プレイで当園オリジナルビオラが一部お披露目となります。もちろん購入も可能ですが、まだまだ育種の途上で販売できない株や品質的に劣る株もあろうかと思います。しかし数年後には確固たる木村園芸+ZAIJIN FLOWERのブランドを揺るぎないものにすべく努力していきます。第二にメーカ試作品種として「ももかビオラ」の試作やビビ、フローラルパワーの試作、プラグ苗専売の希少品種に江原ビオラに象さんビオラと飽きさせない品種構成となっております。また今までの定番品種も漏れなく準備しております。第三に好評を頂いているオリジナル培養土にその土を使用した各種寄せ植えを取り揃えております。第四、第五と伝えたいことま山ほどございますが、残りは来てからのお楽しみと言うことで伏せさせていただきます。
全てをひっくるめて、お客様の手に渡った後に「強く」「長く」「美しく」をモットーに、今日までまた、これからも生産していきたいと思っております。熊本港の近くではございますが、場所が判りにくく大変ご迷惑をお掛けします。Googleナビや立て看板を目印に無事辿り着いて下さい。ご迷惑をお掛けします。なお、毎週水曜日は定休日で販売は12月15日(日)までとなっております。宜しくお願い致します。
10月15日 園主 木村 敏朗
今年の一番花は「ももか らいおん」
キューティーアプリコット 江原ビオラ
象さんビオラの変異体 うさちゃんパンジー
ZAIJIN オリジナル群
ネメシア、バコパ、ディアスシア、スーパーアリッサム等 ビビ「オレンジブロッチ」
ZAIJINオリジナルビオラ群
先日の超大型まで成長した台風10号は、熊本にはさほど影響はなく一安心しましたが、これからが台風の本番で油断はなりません。この台風をきっかけにスッキリしない天候が続いてますが、少しは秋の空気に切り替わった模様です。二か月余り続いた蓮根の収穫作業も、お盆前には終了しました。そして少し頭の切り替えに時間を頂いてた昨日、今期最初のパンジービオラの播種を行いました。少しは秋めいて来たとは言え、最高気温は34℃でまだまだ発芽に適した気候とはいきません。しかしお客様に欲しいと思うタイミングで、物を届ける生産者としてはこのタイミングは外せません。頭の毛が疼くほどの細かい手作業による種まきも、小は小で生き残る為の必須条件と認識し、頑張るほかありません。品種を売れる物だけに絞って、合理化すればすべての工程がスムーズの進むでしょうが、決まって反対方向に行ってしまう自分がいます。こういう性分と理解しております。そういった中で不思議な出会いがありました。インスタグラムを通じて知り合った個人育種家(ZAIJIN1925)さんとの出会いです。早速お伺いをし、今期よりオリジナル種子の提供を頂きました。生産者にとってオリジナル品種を持つということの意味は思いのほか重く、当園に於いては、パンジービオラの第二創業的な意味になるかもしてません。まだまだ育種も道半ばだそうで、どういう品種展開になるかは未知数ですが、こちらは丁寧に物を作ることと、お客様の反応を純粋にお伝えするのが使命と考えております。それを育種家にストレートにお返しし、更に高みを目指していく共同作業になろうかと思いますが、前進あるのみです。
今後は「zaijin flowers」でのブランド展開になるかと思いますが、従来からの基本品種に各メーカからの試作品種も準備しております。今期は今までと少しは違う木村園芸を楽しみにしておいてください。
そしていつものように、お祝いモードへ
お楽しみに!
いつまでも降ることのなかった今年の梅雨も、いざ降り始めると災害が出るほどの量だったりしたここ熊本も、来週には明けてくるとの予想が出ています。
すっかり間が空いてしまいましたが、4月上旬にブプレリューム出荷が終了し、生でのアリュームの出荷も先月で終わりました。並行して5月の末からはハウス蓮根の収穫が始まり、先月末からは露地蓮根に切り替わり、今に至っております。今週末からはドライ仕様のアリュームの出荷が始まります。ここ数年より大きく、より綺麗にと試行錯誤を繰り返してきました。やはり作るのが好きで、工夫するのが好きで、何より買って頂いた方の喜ぶ姿を見るのが好きです。やはり日本はモノづくりの国なんだと自分に言い聞かせ、奮い立たせながら今後も邁進していこうと思います。今年から蓮根部会の役員を拝命いたしました。20数名の生産者の作ったその蓮根を、毎日検査するのも仕事の一つです。そして改めて思ったこと。農産物にはその人の人柄が出るということ。不思議なんですが蓮根からその生産者の顔が浮かんで来るのですよ(笑)。
「農産物は人なり」
この歳になって改めて知ることになりました。そろそろ来月播種に迫った、パンジー、ビオラの品種選定が始まります。個人育種家さんによる目玉商品も構想に入っております。これからは少しマメにアップデートをするつもりですので、よろしくお願い致します。
全国初生「旅サラダ」にて
新年あけましておめでとうございます。
2019年が始まりました。すでに現場は、昨年12月の半ばより花壇苗の販売から切り花の出荷へ切り替わっております。元日翌日には、初荷をトラックにて送り出し、ホッとする間もなくすぐさま収穫作業に取り掛かっております。花壇苗の販売もほぼ売り切って終了し、来店していただいたお客様に最大限の感謝を申し上げます。人はいろんな事情を個別に抱えている。そこに目の前の花で何ができるか。花の持つ役割、何の隙間を埋めれるかを探しながら、生産は続く。作ることの難しさもさることながら、売ることの難しさを感じる、しかしそれ以上の楽しさや喜びがある。こうやって年に一度、お客様と接し販売することで気付くことがある。第一に真面目に生産すること。花に出来ることは限られているかもしれないけど、花にしか出来ないことがあることを気づかされる。その思いを胸に少しづつ前に進んでいきたい。これからアリュームを主体とした出荷が本格化してきます。作り手の気持ちと買い手の気持ちが繋がって初めて、商売が成り立つ。そこは作り手の「ものづくり」に対する「誇り」が二つを結ぶキーワード。今の時代似たようなものも出てくるでしょう。しかし真似出来ないものはものは「誇り」であり、ものに込めた「信念」だということ。個人生産者と非常に弱い立場ではありますが、この二つの気持ちを持って2019年波乱の年を突き進みたいと思います。
2019年 元日
木村園芸 代表 木村敏朗
アリアム「ブルーパフューム」が出荷の時期を迎えました。「ダンシングパフューム」は中下旬からになります。
アリアム「シルバースプリング」も発雷してきました。
ブプレリュームは継続出荷中!
花壇苗の販売は完全に終了しました。期間中に個人育種家さんとの出会いがあり、来期はパワーアップした品種群が登場の予定です。
今年もよろしくお願いします。
異常な高温が続いた今年の夏。この夏を乗り越えた、たくましい花達をやっとお披露目するに至りました。高温の影響で発芽率は平均7割ほど、デリケートな品種に至っては1割ほどの発芽になった品種もあり、悪戦苦闘の日々でした。このような苦労が有ったことは気にすることなく、スクスクと育った花たちを遠目で眺めていると、こんな苦労はとっさに彼方へ吹っ飛んでしまいます。猛暑の揺り戻しかここ最近は朝晩の冷え込みも急にきつくなり、待っていたかのように株も充実し発色が優れてきました。お客様からここの苗は丈夫と聞くことがあります。それはひとえにこれから嫁ぐであろう環境と同じ境遇で育てあげたに尽きる。暑さも与え、寒さも与え、渇きも、雨も、風も、すべて適切に与えることでストレスに対する耐性を持った株に仕上がる。「枯れたら保証します」とあえて表で言わないのは、枯れないように作っている自信の表れと思ってください。(しかし枯れたらごめんなさい)
相変わらず辺ぴなところで商売しておりますが、申し訳ございませんがここまでたどり着いてください。あなたを喜ばせる何かがあるからです。超目玉商品はございませんが、いつもと同じ品ぞろえとなっております。新色のネメシア、お初のビデンス「ホットオレンジ」及びガザニア「カナリアスマイル」ディアスシアはおススメです。販売時間は10時から17時まで、毎週水曜は定休日、期間は12月16日(日)までの期間限定です。
2018年猛暑を無事乗り越えた元気な花たちが田んぼでお迎え致します。
木村園芸 園主
ブプレリュームも茎立ちを始めました。来月中ごろには切れ始める予想です。
スネークボールも順調な生育です。
試作のトルコギキョウは今年から本作になりそうです。