12月に入り例年並みに冷え込んで来ました。昨日は熊本市は最低気温1.4℃まで下がりましたが10日ほど前は25℃超えの夏日を迎え、ジェットコースターのような気候が続いております。農作物の生育は進み、加えてコロナの第三波による業務重要の低迷で野菜相場は過去5年の最安値の状況になっております。そんな中、昨日より今年最初の切り花の「ブプレリューム」が出荷になりました。婚礼でも多用するこの花は、今現在の感染の広がりを見ると現状ではかなり厳しい展開は覚悟しないといけません。と頭では理解しても、栽培の開始時から長く手掛けたこの花はそう簡単には諦められない。よりによって当園のロゴにモチーフとして使ってるくらいで、この花をもって花屋さんに生産者として育ててもらったとの恩義があります。しかしこの荒波は、そういった思いまで全て飲み込んでしまう勢いです。最後の望みは家庭消費に期待を込めていくしかありません。
ところでパンジービオラはと言いますと、先月上旬に思いもよらず地元紙に掲載された効果と、のとコロナによる巣ごもり重要が有ってか、今日現在、ほぼ終了と言った状況になっております。このような苦境化に陥っても花が持つ「癒し」、「喜び」や「楽しみ」に寄与できたことは、作り手として非常に喜ばしいことで、こちらこそ元気を頂きました。だからと言って、他から仕入れるわけにもいかず、このまま終了と言うことになりますが申し訳ありません。熊日記者のT.S様、西区役所のS.M様有難うございました。20数年販売していて、絶対に味わえないであろう状況を貴重な体験させていただき、驚きと感動でいっぱいでした(;^_^A。これを機に更にお客様に喜んで頂けるサービスを提供していきたいと思います。
最後に、まだフリル系のパンジーは若干少し残っております。来期に向けた親株の選抜も終え、育種家(ZAIJIN1925)さんと検討を重ねており、販売は今月15日(火)までしっかり対応させていただきますので、よろしくお願いします。そろそろアリューム類の曲げ加工が始まります。そして、季節も進みます。
今年もパンジービオラの購入本当に有難うございました。感謝申し上げます。
木村園芸 園主、スタッフ一同
あー恥ずかしい(;^ω^)
お待たせしました。2020年のパンジービオラの販売を本日10時より始めたいと思います。少し気の早いお客様がチラホラ来られてる状況の中、慌てて準備をしたしだいで何とか販売できる環境が整いました。今期は9月上旬までの異常な暑さで、発芽率の低下や作業人の体力消耗がありましたが、今、それらを忘れさせるくらい素敵な花が咲き揃いました。「やはり花は良いなぁ」とつくづく実感しております。何時もの品ぞろえに加え、個人育種家の在津さん(ZAIJIN flowers')の育種ビオラが2年目を迎え、より重厚な品ぞろえとなりました。Z1~Z96とまだコード番号での管理ですが、この100品種余りの中から数年の内にはブランド化される候補も出てきております。うさちゃんパンジー、紫園(シオン)、フロステッドチョコレートの交配種に極小輪のビオラなどは有力候補となっております。それ以外にも日々のお客様の反応を見ながら、次世代のスター選手を見いだせたら嬉しく思います。先ずはビオラ中心での販売で大輪系のパンジーは11月に入ってからの開花の予定です。大輪またはフリル系をお好みならこの時期にお越しください。ネメシア、ディアスシア、スーパーアリッサム、ブラキカム、ビデンス、金魚草、アリッサム等も何時ものように取り揃えております。またコンテナ(鉢、プランター)類も充実させました。
熊本市の西の外れではありますが、その分コロナ問題に対しては非常に低リスクとなっております。気分転換も兼ねて是非れんこん畑の中の花屋までお越しください。よろしくお願いいたします。なおメンバーさんに関しては、本日ハガキを発送しましたので来週到着の予定となっております。
今年の秋は深まりが早く感じます。熊本市の今朝の最低気温は13℃と寒いくらいでした。先月初めの今まで経験したことのない台風騒動?から、燃え尽きたような状態で、暫く何も手に付かない状態が続きました。不意打ちよりも良しとし、気持ちを切り替えて作業に入ります。何時になく秋らしい気候でパンジービオラの生育も進み、急かされながら過酷な作業が進みます。先ずポッティング作業から。最近はたまに来る若い子を捕まえては「いい仕事があるよ」と誘い込み、なるべく避けるようになりました。来ないときはビールを楽しみに頑張るほかありません。そして翌日からは定植作業へと進みます。こちらは鼻歌を歌いながらの軽作業となっております。
数日のち、今度は切り花の定植作業と進みました。最初はブプレリュームですが、まだブライダルの回復が読めない中で若干抑え気味の数量を植え付けました。そして当園オリジナルのアリアム「スネークボール」初回分は例年通りの植え付け数量となります。そして同じくアリアムのブルーパフューム、丹頂へと、続き後一か月は時期をずらして数回続きます。
暫く更新をサボっていたせいで、パンジービオラは今日時点で10品種ほど開花が始まりました。今月半ばの販売に向けて、急ピッチで残る切り花の定植、台風で剥いだビニールハウスのビニールを張る作業、見本ポットの設置、ポップ書きと忙しい日々が続きます。
まだまだ残暑厳しく、花作りには適さない気候ですが、無理をしてでも始めないとこの世界では食っていけないのですよ。と言うことで、先ずはパンジービオラの播種から始めました。昨年より1日早い20日にしました。例年通り少量多品種の生産主義で、種まきの作業が一番気を使うし面倒な作業です。腰はフラフラ目はシュパシュパで若手2人に協力を願いました。昨年よりZAIJINオリジナルビオラとして展開している在津さんの品種群は、1粒1粒手播きでの作業となってストレスMaxの状態でした。メーカー品種を含めて、この1粒に作り手のどんな気持ちが詰まっているのかと想像すると、この作業は大変意味深く、大事な作業と思われるのです。この後、水を吸わせることで生命のスイッチをこちら側で入れたことになります。後はこの命、全力で全うさせるのが、作り手の使命となるのです。グローバリゼーション、ICTや、スマート農業やら耳障りの良い言葉がはやっています。国策としてこの方向に誘導しています。ここはコロナで一旦原点に帰り、再考の時期に来ています。危機に対しては物事は内向きに向かい、閉じた社会のアナログで面倒くさくて、ローカルな路線に立ち返りリスタートすることに。そして後は何時ものように、ピザとビールで発芽の成功と、再出発の成功を祈願しました。
これで発芽しなかったらどうしましょう。
自ら育てた、サマーオレンジミドルとタヒチスイカです。猛暑でスイカの価格が高騰の折、優越感に浸りながらおいしく食べました。
8月29日の状態ですが、猛暑のため発芽にかなりバラツキが発生しています。
ブプレの播種も始まりました。
今日の熊本市の最高気温は38℃の予想、県の南部と北部に大災害を与えた長雨から一転。猛烈な熱波が連日襲っております。地球上の生物の頂点に君臨してると思って久しい現人類たちが、現在色んな困難にあってるのは、驕り高ぶった人類への戒めに思えてならない。しかし悲しきかな、恐れ何もしなければたちまち生活に困窮するという現実で、そこにどう折り合いをつけて経済活動を続けていくのか悩みどころでもあります。自然環境に沿って気候の良いときに良い品物を生産してもお金にはならない。リスクを冒し、挑戦した者が美味しい果実を収穫するという現実社会で生きていくことの難しさを感じる。しかし、未知のウイルスにせよ、天変地異の大異変にしろ人類のみならず地球誕生後に発生した生命体が、例外なく耐え抜き進化し現在に至ったことは、今が特別な日ではないということを意味してる。コロナも人類に挑むために生まれた訳ではなく、コロナ自身も生きるにに精一杯なのである。残るにせよ淘汰されるにせよ環境の変化に対応した者のみ生き続ける。そのことを肝に銘じながらも農業はそう簡単には舵を切れないが、徐々に大きく変わっていくのだろうか。食糧生産がコロナ禍でもいかに大事かもわかった。春の切り花の暴落後も花は人間にとって無くてはならぬものと分かった。無くてはならぬものならとりあえず今まで通りに作ろう。そしてお金のためにも少しリスクを取りながら生産していこうと思う。それが今考えれる進むべき道なのか、そうではないのか分からないが進むしかない。
れんこんの収穫もお盆で終わり、アリューム類の低温処理のための選別処理を行いました。猛暑の中でしたが、強烈な送風機のお陰で、スタッフは快適そうでした。
調整後は冷蔵庫に2ヵ月ほど入庫し、順次植え付けとなります。