お知らせ

2023-08-24 15:00:00

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 全国的な猛暑です。酷暑です。残暑です。北海道では百何十年ぶりに観測史上を更新した高温続きで、日本国中茹っている状況です。そんな中令和5年産、パンジービオラがスタートしました。SNSでは多数の方が種まきを始められていて、当園も10月からの販売を始めるにはこのタイミングは外せないとの判断で、断行しました。それにしても暑い。ラニーニャ現象か何か知らないけど、世界は日本はどう進んでいくのでしょうか。

 大きく分けて、メーカー品種と個人育種の品種を播きますが、今回は個人育種の在津さんの分が更に細分化さてていて非常に苦労しました。1粒もあれば数十から数百、組み合わせの複雑さは用意した在津さんも大変な労働だったと思いますが、こちらも負けじと困難を極めました。さらに在津さんの次世代の播種もこちらにお願いされて、暑い中にあっても、冷気が下りてきた気がしました。

 これら作業も、どんな花が咲くのだろうかとか、買われるお客様の姿をイメージするから出来ていると思います。先月あたりから世の中を賑わしている某大手中古自動車販売の問題。儲けるために手段を択ばない姿勢には、毎年同じ作業の繰り返しの、一介の農家には、どこの国の話だろうと思ってしまいます。見えない花の下の根っこを支える土の、一つひとつの成分までこだわる農家は、ここがモノづくり国家と信じ、日本人として誇りとプライドをかけて仕事をします。コツコツと小さい石を積み重ねながらも、プロは見えないところほど手を抜かない、なーんてと、自負しながらの作業。そういう日本人が多数だとは思いますが、何とも残念なニュースでした。

 原油高が止まりません。その成分の一つナフサを使用して作る、ハウスの被覆ビニールが二年間で40%上昇しました。段ボールや肥料も同じような傾向です。しかし今日の農業新聞では農産物は2020年対比で僅かな上昇に抑えられていました。いろんなものが上がりすぎて、最終的なしわ寄せが、手近な農産品に影響してるのかなとも思いました。なのでより良い商品を作らなければ抜けさせないとの思いもあります。このご時世、買う側も大変、作る側も大変。ここは少しだけ理解していただいて、価格を少しだけ見直すのをお許しください。

さぁ今期のパンジービオラが始まりました。二か月後には大輪の花を咲かせます。

 最後はいつものように、自家製スイカとピザで発芽の成功を願いました。

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2023-06-17 15:00:00

 

 

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 しばらく間が空いてしまいましたが、現在はれんこんの収穫の真っ最中です。購入の問い合わせを頂き慌てて準備に取り掛かっております。昨年より続いたアリューム類を中心とした切り花栽培も終了し、ドライシリーズの出荷を待つのみとなりました。梅雨明けにはこれらも全て出荷の予定となっております。そしていよいよパンジービオラの準備となりますが、その前に前作の反省会を少し行いたいと思います。

 総括してコロナ前に戻りきった年だったと感じました。過去3年のコロナ禍で切り花市場の落ち込みで、生産を野菜栽培へ変更したり、休止を決めたり、資材燃油高で作型を変更したりで、供給が不安定となったのか、はたまた気温高で前進出荷の反動か、コロナ禍の落ち着きに沿うような形で、先ず2月に入り海外から先に3月には国内の重要も旺盛になり、活況を呈した気がしました。特に見栄えのする大型の「昇龍」であったり「シュベルティ」などは引きが強く、今秋の作付け量にも検討が必要と感じました。花の世界はやはりこうじゃないと、と思いながらも調子に乗りすぎないように程ほどで納めたいと肝に銘じておきたいと思います。

 以前は自分の立ち位置はどの辺りなのかと、事ある毎に気になりましたが、今はあまり気にならなくなり、言われるがままにただ出荷するようになりました。歳を取ってきたのかなぁ、人生も終盤だし何時までやれるのだろうか、たまに考えるようになりました。

 現在は10名ほどで蓮根の出荷をしており、23軒の生産者で「高砂れんこん」というブランド名で出荷しています。早朝から年々重たくなり身体を駆使して頭の中は次作の構想を練りながら過ごしております。蓮根の役員も今年退任し、やっと自由になりました。その自由な思いで今後の事業展開を考えていきたいものです。

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ガーデン&ガーデンSpring/2023に育種家の在津さんと共に掲載していただきました。記者様有難うございました。

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グリーン情報 Vol503 2023/5月 に育種家の在津さんと共に掲載していただきました。記者様有難うございました。

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宮崎/アナーセンの展示会にて

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2023-01-03 09:00:00

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 明けましておめでとうございます。気候的にいつもより穏やかな年明けで農業人としてホットしております。パンジービオラの販売も昨年で終わり、今は今シーズンに向けて採種作業に入っております。販売は北は北海道から南は鹿児島まで少し拡大し、購入いただけたお客様に感謝を申し上げます。切り花の「ブプレリューム」「アリアム」から始まり、蓮根、パンジービオラと毎年同じパターンの繰り返しではありますが、内容は時間の経過とともに少しずつ変わってきております。

 生産者としては「無」から、望まれる「有」を作って初めて対価を頂き生活が出来るわけです。ですから実需者の評価を聞くのはとても大事な行動とも言えます。これをおろそかにすると、独りよがりの井の中の蛙となりすぐに退場となります。だから常に周りの声に耳を傾けます。今は非常に便利な時代となり、ネットで指先一つで車から薬まで何でもすぐに買う事が出来ます。便利ですねぇ。しかし反面指先一つで不満を言うことも簡単にできるようになりました。便利ですねぇ。販路を拡大する上では避けては通れないのですが、色味などの主観に伴う要望は人それぞれで完璧にマッチングを取るのは難しいと感じております。万人が好む花を目標とするのが理想ですが、農産物は機械が作るのではなく、自然相手に人間が作ります。常に100点を目指しますが、なかなか難しいのも現状です。日々の気候の変化、台風の接近、種の採種の状況、パートさんの勤務状況など不安要素は数えたらキリがありません。それでもお金を頂く以上はプロとしての誇りを持って事を進めていくことに迷いながらも進まなくてはなりません。

 来年度の稼働を目指し、台湾の世界一の半導体のメーカー、TSMCがここ熊本に誘致されました。日本国として現状の半導体不足に対応した苦肉の策ではありますが、国も5,000億弱出資し国力の回復に躍起になっています。私が就職した1980年代は日本は世界一の半導体生産国で、シェアは50%近くありました。現在は10%に低下し、不足から色んな産業に不具合が生じております。半導体に限らずもいろんな分野で技術立国日本が上位から転落しております。分野は違えどパンジービオラの育種に関しても現在は世界一だと思います。一つには日本人の美意識と感性がそうだったと思うし、川越ROKA氏を始め優秀なブリーダー及びリーダーの存在があり、秩序と調和の元に発展してきたと思います。だからその資産の上に今の自分たちが活動しているんだと、感謝と自覚を持ちながら進んで行きたいと思います。今月末には聖地である宮崎のアナーセンに於いて、第15回パンジービオラ作品展が開催されます。この展示会こそ現在国内で流通している先端最新品種の総本山だと思います。デジタルの最先端の半導体、アナログの最先端のパンジービオラ。国民はその成長を温かい目、心で見守っていただけたらと願うばかりです。

 

2023年もご愛顧を賜りたく頑張りますので、よろしくお願いします。



       令和 5年  元日

       木村園芸   木村 敏朗

 

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2022-10-31 21:00:00

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 今まで、店頭にて限定販売をしてきた「ZAIJINオリジナルビオラ/パピエ」の販売を、明日の午前12時より通販にて広く販売を開始いたします。

昨年のテスト販売を経て、本格販売となりますので身の引き締まる思いです。テスト販売時より市販品との類似性を探ってきましたが、無かったということで胸を張っての船出です。これはどの様な状況になるかわからない中で、奇跡的に「ZAIJINオリジナルビオラ」が狭い隙間にスッとハマる事が出来た幸運以外にありません。加えてSNS全盛のこの時代に於いて、皆さんのオリジナルに対する固有の評価を頂けたことも、加点ポイントとなりました。育種家の在津さん有ってのこのビオラですが、ベースにはお客様の支持が有ってこそです。この場所で20数年直売を続けてこられました。その声にて方向性を向けて頂けました。そして何を望んでおられるかで、技術を磨く事が出来ました。その恩があるから店頭から販売を始めたかったのです。足元のお客様あっての現在です。木村園芸だと思っております。パピエ/papierとはフランス語で紙の事。昨年の評価で花弁が紙みたいな質感とのお客様の声を頂いて命名しました。吹けば飛ぶような紙とならぬよう、しっかりと根を張っていこうと思います。なお明日からの販売分は11月10日からの発送となっております。よろしくお願いします。

通販サイトはこちら

https://kimuraengei.theshop.jp/

 

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 先週、育種ビオラで業界を創生され、常に先頭を走っておられる高知県の見元さんに来園いただきました。やはりパイオニア、考えておられることが1歩と言わず、3歩も4歩も先を行かれておられるのがよく理解出来ました。有意義な時間を過ごさせていただきました。しっかりと胸に刻み込んでおきます。有難うございました。

 

 

 

2022-10-12 18:00:00

 

 長らくお待たせ致しました。二度の台風接近に、近づく間フェーン現象による異常な高温が続くという、試練の連続でした。毎年、大変な思いで作り続けているわけですが、待っている人が居るというだけでモチベーション維持しております。あちらこちらで、パンジービオラの販売開始の声を聞くようになり、歩調を合わせるべく当園も開始いたします。今週の14日の金曜日から始めたいと思います。国産のメーカー品種はもとより、個人育種家の在津さん(zaijin1925)さんとタッグを組で育種したzaijinビオラが本格スタートになります。これらは昨年出荷した園芸店様及び通信販売と並行して店頭でも販売を行いたいと思います。またブランド苗のPW苗も新たに加わったスーパーサルビア、新色のネメシア、ビデンスと更に充実してきました。定番の八重のキンギョソウ、アリッサムも健在です。長引くウクライナ戦争に最近の円安と身の回りのあらゆる物が価格上昇傾向になっておりますが、定番の国産メーカー品種の価格は昨年同様に据え置いております。他の品種、品目に対しては若干の価格の見直しをさせていただきました。また時代に倣ってキャッシュレス決済を導入しました。時間は10時から17時まで、毎週水曜日は定休日とさせていただきます。西の行き止まりガーデンですので、GOOGLEマップ等を活用の上お越しください。それでは14日金曜日からお待ちしております。

 

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