お知らせ

2011-05-12 18:36:00

負けました。完敗です

曲げる予定だった「スネークボール」。高温のせいでスネークが勝利した瞬間映像です。勝ち誇ったように真っ直ぐそそり立ち、そして固まってしまいました。うーん、残念です。

 

今まで朝晩の冷え込みのおかげで順調に来ていたアリアムの出荷が、真夏日を記録した月曜日を境に、品質の低下を懸念する状態になりました。最高気温が30度超えるとハウスの中はどんなに換気をしても35度オーバーになります。それに加え高夜温が拍車をかけました。

 

具体的に一番の問題はネギ坊主(花)の弛みです。人間で言うところの毛穴が開いた状態です。特に下位等級品は坊主が小さい分、弛みによる影響は大きく出荷は難しいかもしれません。したがってハウス栽培はここ数日であっという間に終了を迎えることでしょう。後は急速に露地もの中心に切り替わります。「スネークボール」も今月いっぱい迄引っ張りたいのですが、天候次第といったところです。

2011-05-07 05:48:00
アリアムの出荷も連休の初めこそ一時集中したものの、最近はかなり落ち着き微減傾向といったところです。ハウス物から露地物に少しづつ切り替わりを始めていて、商品イメージの維持に神経を使っています。ただ換気を徹底しているので坊主の締まり等には今のところ問題はありません。それより出始めの露地物の太くたくましいステムが少し気になっています。よくぞ曲がった!。ま、そんなとこです。

路地は自然任せのところがありますので多少は大目に見てください・・・。

紹介するのは切り花の跡地のハウスに植えつけた、れんこんの驚異的とも言える成長の速さをお伝えします。植えつけ後まだ一カ月も経ってないのにこの状態です。一カ月ですよ。

農業とはある部分空気中の炭素を個体として固定する産業。この作業をパラボラアンテナを連想させるこの集光に適した葉の形状と、目が有るかのように圃場の隙間を均等に埋めていく地下茎の成長で、圧倒的な速さで水と二酸化炭素から太陽エネルギーで分解合成し、糖質(グルコース)に蓄えていく。

先月、大阪市大の研究グループが植物が太陽エネルギーで水を分解してから酸素を発生させる仕組みを原子レベルで解明とありました。「人工光合成」可能性が一気に高まった訳で、現在エネルギー問題がいろいろ取りざたされる中、効率よく電気を取り出せることに期待が高まります。

れんこん畑のような発電所の出現!。畑で発電、夢は膨らみます。


4月10日に植えつけ、10日後の20日の状態


4月28日


4月30日


5月6日  凄い成長のスピードです。そろそろ生殖成長に切り替わり根元に花がつきます。人間界のありようによく例えられるハスの花、確認でき次第また紹介します。
2011-04-26 06:16:00

アリアムは先週ピークを迎えましたが、たいした山にならず金峰山(近くの山)ほどで済みました。これは昨年からのグリーンベリーの開発による前進出荷の効果が、かなり寄与したものと思われます。それに加え最近の低温傾向で、開花遅延が発生。さらには選挙?も手伝い現在の状況になっており、だらだらした出荷が続いています。季節商材の花のトップピークを如何にになだらかにするかが毎年の課題で本年においては一安心と言うところです。

この流れで本来なら出荷をセーブしたいGWも、安定した出荷が続きそうです。5月8日の母の日を前にカーネーションを中心に相場も徐々に上がってきていてぜひとも踏ん張りたいところです。

画像のアマガエルは出荷で忙しい最中、曲げを手伝っているのか茎の上でひたすら踏ん張っています。しかも一時間たってもピクリとも動かない。他種のカエルは人が近づくだけで逃げるのにこのカエルはふてぶてしいというか、当園の主を気取っています。

エリカ様、カエル様、そこお邪魔なんですそろそろ花切りたいのですが、お退きになって頂けますかと、お伺いを立てながら作業は続きます。


(スクエアー鉢にキャラメルを、中心にフリズルのソフトアズールリモネッテを配置)

この頃種苗会社から来期に向けパンジービオラの種子の営業活動が活発になってきました。当園も計画を済ませし、オーダーを始めないといけないのですが、まだ昨年のレビューがまだ終わっていません。とりあえず印象に残ったのは、写真のキャラメルシリーズとHIJの看板品種のバレンタインアンティークです。
HIJさん、とりあえずですからね。

今後の作業を急ぎます。


(猫足円すい鉢に、バレンタインアンティーク、下にセラスチュームを配置)
2011-04-16 21:54:00

満を持して期待の新人、ピンク・ジュエルが本日デビューしました。しかしたった一箱の20本。彼女専用に作った訳じゃないのに新しく準備した箱も驚くほどイメージ通り。

こうも上手く行き過ぎると、決まってこけるのが世の常なんです。いい人に出会うといいんですが。1つ難点が。臭いが彼女にそぐわないんですよ。ズバリタンスの匂い?。ごめんねこんな表現で

しかし臭いを覆い隠す長所の数々。後2回ほど出荷予定です。

先輩たちもてんやわんやの状態です。来週には一つ山が来ます。市場の皆様、よろしくです。
2011-04-12 06:44:00


昨日を最後に昨年11月より長期間出荷してきたブプレリュームが終了しました。この加温ハウスにはスネークボールも作付しているのですが、後作のれんこんが導入ぎりぎりの状態で、やむなく整地せざるを得ない状態です。完全に切り上がってなく可愛そうですが、ここは潔く?れんこんに繋ぎます。
 
 後作に水作のれんこんを導入するのは、連作障害を防ぐ為にも重要な事で、畑作であるブプレ、アリアムが選択吸収した養分の残り、その根に住みつく特定の微生物などを、水を入れ他作を入れることでリセットする狙いがあります。
 
 この酸化と還元、大量の有機物を米ぬか(微生物の餌)で土に戻すこと不思議な現象が発生します。なんとカブトエビや豊年エビが外から入れた訳でもなく自然に発生してくるのです。3億年前から進化していないこれら生物はいったい何処からやってきたのか、改めて自然界の不思議さに緻密にプログラミングされたアルゴリズムがあるのではと、想像を掻き立てられます。

 農薬に極めて弱いこれら生物が今年も発生すれば、カブトエビれんこんとしての販売に夢を膨らせます。

非常にダイナミックな、これら一連の作業の48時間を報告いたします。


金曜日 朝
 ブプレリュームの残りを切り、ネットを回収。


昼 
 支柱を片づけ、整地


米ぬかと発酵菌を含め肥料を散布


夕方
 再度、丁寧に耕運し入水


土曜日朝
 早朝より代を掻き(入水後に均す)、別の圃場で準備していた種れんこんを植えつけ(れんこんの種はそのまんまのれんこんなんですよ)


日曜の朝には全て終わってました。
 ハァー