千葉の剣見川での遺跡発掘の際に偶然発掘された3粒のハスの種。この2千年前の地層からこのハスを発芽させたのが大賀博士。今では大賀ハスとして全国各地にに大輪の花を咲かせます。この辺では国府高校に存在しています。
これほど長期間発芽力を有するハスの種(実)は滋養強壮や珍味として中国では重宝されています。これに対し、花のほうは何とも短命で開花から約3日で花びらをすべて落としてしまいます。一生で3回、開閉を繰り返し、バサッと散るのです。
先月、ブライダル関連の花・葉物で全国展開されている鹿児島の「南原農園」さんと久しぶりに再会し、短命なハスの花を自社でプリザーブド加工すれば用途の可能性が広がるのではと意見が一致。早速、画像の用に開花ステージごとにサンプルを送付しました。
南原さん、日々散りゆくハスの花を見ながら朗報をお待ちしております。
前日の大雨でひまわりプロジェクトのサンリッチシリーズ水没しております。たぶん強いヒマワリのこと大丈夫だとは思いますが、少し心配です。
長期にわたり出荷していたアリアム「スネークボール」も昨日の販売を最後に今シーズンの出荷が全て終了致しました。1月より出荷を始め約6か月間、固定のお客様はもとより新しい出会いが沢山ありました。ここに、ご愛顧いただいたお客様すべてに感謝とお礼を申し上げます。
今シーズンは年が明けてからの異常なほどの低温と低日照で2月、3月の数量の落ち込みや、その後回復しかけていた矢先の東日本大震災と混乱の続きの販売でした。そのような中だったからこそ、本当に支持してくださる方々の思いが強く残った年でした。これからもマゲラーズの方たちと共に、「ドキッ」と「にやり」を伝えられる商品作りに邁進していこうと思っております。
これから球根の掘り上げ、乾燥調製、冷蔵と9月の植え付けまで裏方の作業は続きます。
最後にご褒美を頂きました。「家庭画報の初夏、紫陽花をモダンに飾る」のコーナーにスネークをアクセントに使ってあるのを発見しました。
http://www.kateigaho.com/magazine/20110430/
おたふくアジサイにスネークで動きを出されていました。
「家庭画報」の表紙の花を担当されている三重県在住の佐々木直喜様、パワーを頂きありがとうございました。
以上、来シーズンもまた頑張らせていただきます。またお会いできるまでしばらくお別れです。
油断していたらすでにハスの花が開花し、すでに散り始めていました。花弁の数は26枚、数百もの花弁を持つ観賞用の品種も存在しますが、食用のハスはシンプルなこの形状が多いと思います。開花は日の出とともに始まり、午前10時頃には閉じます。画像では純白に見えますがつま紅と言って先端がほんのりと赤みが入り、開花初めは特にはっきりと入ります。
中の芯の部分(種子が付くところ)は蓮台と言って仏様がお座りになるといわれていますが。園芸をやっている者からすればジョロの先につける「ハス口」そのものですね。
当園も先週の水曜から掘り取りを開始しました。ここはれんこん専用のハウスで、3月の初めから準備を始めたところです。ずっと先に見えるのが「ほりまる君」です。水圧を利用して地中に眠るれんこんを浮かび上がらせながら、自動で進むハイテクマシンです。
これから8月のお盆まで早朝より良き相棒と作業を行います。まだ切り花も残っており平行作業はしばらく続きそうです。
またまた大型新人の登場です。ほんの少量ですが昨日から販売が始まりました。ギガンチュームの「GIGA」の上をいく「TERA]なこの花は、草丈が軽く2メートルを超え圃場でみるとまるで「東京スカイツリー」のよう。
なぜこの草丈になったのか、またならざるを得なかったのか。万物創世の神が作ったこの地に無駄な物は無きと思っていてもお遊びか、はたまた気の迷いか。
頂上から下界を見下ろし「TERA」、君は何を思う。そんなことに思いをはせ、狭き出会いを求め旅立ちました。双方の遊び心で業界が少しでも活気づけば幸いです。
「川上れんこん」とは、ずばりブランド名です。川上さんと言う個人の生産者で、れんこんに類まれなき愛情と情熱を注ぐ篤農家の方です。しかも過去には宮内庁からも注文が。御用達の逸品です。
今週より当地区の平成23年産新れんこんの出荷が始まりました。ハウス栽培で日本で一番早い産地だと思います。川上れんこんは別格として、この地区の促成れんこんは一般には「高砂れんこん」のブランド名で流通しています。
つい最近植えつけたと思ったら、こんなに成長していました。この速さには驚きです。土の中で肥大するのに抵抗を最小にする為に理想的な流線型。この形まるで新型新幹線みたいです。
少量おすそ分けをして頂き、一般的な天ぷらにして食べてみました。透き通るような肌に、甘くもっちりとした食感に感動です。ほんと甘いんですよ。れんこんを自ら作っているのに恥ずかしくも感動してしまいました。
まだ生育途中で若いうちから収穫するこのれんこんは、一般にはなかなか流通しないのですが、ぜひとも皆さんにもこの感動を伝えたく、この「川上れんこん」を始め(交渉しだい)販売できるように思案中です。ここを通しての販売になろうかと思いますが、れんこんを取り寄せる方がどれほど世の中にいらしゃるか未知数ですが、この感動を伝えたく頑張ります。
宮内庁御用達には負けますが、当園も県知事御用達くらいには自信があります。興味のある方は「問い合わせ」からご意見を頂きたいものです。
例の花の跡地のれんこんですが、いつの間にか花が着いていました。記事より成長が早くて間に合いません。ハスの花は葉っぱの軸(葉柄)の根元に寄り添うように付きます。葉柄はれんこんの節と節の間から上がります。花のついた先から地下茎を膨らませれんこんに成長していきます。つまり花はれんこんの始まり、生殖成長への切り替わりを意味します。
当園も別のハウスを来週から収穫する予定です。ぜひ当地区の新れんこんよろしくお願いします。