お知らせ

2015-08-20 14:10:00

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 今年のれんこんの生産販売も、月遅れ盆を前に無事終了いたしました。五月に入ってからの低温長雨が災いし、日照不足による収量減の単価高で推移しました。また不作年ではありましたが個人差がハッキリと出た年でもありました。日照り年で好条件の場合は遊んでても豊作となり、そういう人ほど声高に自慢話が聞こえてくるのですが今年は鳴りを潜めていました。やはり農業は経験と勘。頭の中に蓄積するもよし、日々のデータを記録し例年と比較検討するもよし、やはり状況に応じた対策をキッチリやっている人はそれなりに収量を上げていました。

 また「瞬!れんこん」をご利用いただいたお客様、ありがとうございました。お盆直前にお花屋さんに注文していた蓮の葉が手に入らないと緊急に問い合わせしてこられた関西の方に、蓮の葉を無事届けることが出来、父の初盆に供えられたととても喜んでくださり生産者としてはうれしい限りの出来事でした。

 八月に入ってからの猛暑で老体も相当ガタが来ていて暫くはゆっくりしたいところですが、盆明けのパンジービオラの種まきの準備をしないといけません。

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 先ずは今年の購入種子を前に広げイメージを膨らせました。特段の新商品は無いのですがパンジー「フローラルデイズ」や「ぞうさん」シリーズ、また種子での販売が無くなった「ミュシャ」などがやや注目です。パンジービオラも品種改良も熟成期に至ったように思えます。八重品種がちらほら出てきてますが、旋風とまではいかないようです。そういうわけで種苗会社さんも種子の販売に多少苦戦されているようです。だからこそ薄利多売ではなく、「定番品種を丁寧に作る」と当園の従来からのポリシーをしっかり守っていきたいと思います。そのことをより大事にしないと業界そのものの衰退に繋がっていくのではないかと危惧します。自分の出来ること、その存在意義を確かめる!その信念でこれからもやっていこうと思います。

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蓮の実は2,000年も土の中で眠ってても発芽する能力があります。食べると長生きするかもです。

2015-06-30 17:30:00

 まだまだ梅雨明けの声を聞かない現在、例年を上回る雨量で野菜の生育も鈍りれんこんも例外ではありません。先月末からの出荷も現在はハウス物から露地物へ作型が替わってきました。例年はハウス物からご案内を差し上げるのですが、こういった状況の中遅れたことをお詫び申し上げます。露地物に代わって試し堀をした結果、満足できる品質になり販売をできる状況になったことをお伝えいたします。詳しいご案内はメニューの「瞬!れんこん」の中にありますのでご確認ください。残り一か月と10日、体力の続く限り頑張りますのでよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

2015-06-30 15:48:00

 昨年12月より出荷していたアリウム類の出荷も、先月末の「スネークボール」及び「昇龍」をもってすべて終了したことを報告いたします。長期間のお取引ありがとうございました。ここにお礼と感謝をお伝えいたします。

 出荷の終了に合わせて、個人生産者として3年目の総決算として関西圏の市場に販売状況の視察に行ってきました。生産側の理論と販売側の理論のずれをなくすのが主な目的ですが、消費の現場をただ純粋に見たいのいうのが正直なところです。自分の生産した品物が現場でどう評価され、売れているのか又は売れてないのかを拝見するのは多少の勇気もいります。市場内に多数ある仲卸を前に、一度は遠ざかった足をせっかく来たんだからと訪問し、ヒアリングするのも覚悟もいりますが、生の声を聞ける貴重な体験です。色々と書きたいこともありますが、結論から言うと生産者、市場(花屋さん含む)及び消費者がすべての立場で利益が出ることが大事ということでしょうか。ごく当たり前のことですがこれが意外と難しいのが現状です。

 安易に今売れている物の類似品を作って手っ取り早く儲けるのは、簡単なこと。作る側が信念を持って買って頂けるその思いを伝える。だから感動があり喜びもある。花は人である。花が人を作る。そのモチベーションを高く持ち続けなければメッキはいずれ剥がれるであろう。何時、誰にポテンシャルの高い花をどのようにして作るのか!この一点にフォーカスをキッチリ合わせ行きたいと思います。狙うところは、自分らしさでありそう来たかと思っていただきたいところ。しばらくはれんこんの作業をのんびり行いながら、来季に向け構想を練りたいと思います。

 今年は特に国外に対して大きく実績を積むことが出来た年でもあります。しかし病害虫発生時の検疫の問題や安定量の確保などクリアする課題も沢山あります。来季に向かってそれら問題点をクリアし、国内の販売と合わせてさらに努力を怠らないようにしたいと思います。

 生花としてのアリウムの出荷は終わりましたが、今期より本格的にドライアリューム(仮称)に挑戦し、出荷の準備をしています。現時点ではピンとこないと思いますが、秋口の需要期に向け仕上げていきたいと思います。

 

 

 

2015-05-08 05:03:00

 

 

 低温及び悪天候で遅れていた花達も、ゴールデンウイーク目掛けて一気に咲き揃いました。当然日々の作業に追われ、せっかくの連休もいつの間にか過ぎてしまいました。ふと気が付くと、当園のアリューム類の出荷も最終の二アイテムを残すのみとなりました。年が明けてからずっと選花と出荷の繰り返しで当HPの更新もままならず、さぼった事大変申し訳ありませんでした。ここに来て気分的に少し時間もでき作業も落ち着いてきましたので、近況及びこれからの出荷物などを紹介も兼ねながら、相変わらずのんびりではございますがこれからも頑張らせていただこうと思います。

 

 先ずは「花時間」と並び花業界二大雑誌の「フローリスト」の取材を受けさせていただきました。取材そのものは2月に行われたのですが、掲載は先月(4月号)にしていただきました。終始フランクに雑談形式での取材に緊張することも無く、農民の素直な気持ちが出せたものと思います。負けず嫌いで自己主張が強く頑固、自己満足の一方的な思い込みで今まで行ってきた花栽培ではありますが、10年20年と続けることで、世の中の誰かにその思いが伝わっていた事が非常に嬉しく、願は必ず届くと再認識できた取材でした。まだまだ私は精神的にも技術的にも中途半端な人間、この歴史ある雑誌にも過去に紹介された幾多の生産者や産地。また紹介されなくても優秀な生産者はたくさん居られることでしょう。そういった方々ノ中でやっと新しいスタートラインに立てたものと思います。「出してる花が商品」ではなく「作っている生産者そのものが商品」この気持ちに立ち返り、これまでの先人に恥じることの無いように気を引き締め、花業界の活性化の一翼を少しでも担えるように、更なる努力して行きたいとと思います。このような遠方に取材に来ていただいたT様、この場を借りて改めてお礼を述べさせて頂きます。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

  

 

  

 

続いて近況報告でブプレリュームは先月末で終了し、ブルーパフューム、シュベルティー、シクラム及びクリストフィーも先月半ばで終了しました。現在はスネークボールが引き続き出荷中で、いよいよ来週から当園の大トリ「昇龍」の出荷も始まります。植物にしては異色なメタリック調の色合いももかなり乗ってきて、仕上げのステージになってきました。一年の内の半分以上をこの様な曲りに携わっているせいか、無意識にライン(曲り)に過剰反応してしまう自分がいます(笑)。しかし、この一瞬異常かなと思われるこの反応は実は正常な反応で、太古の昔から男性は健康で丈夫な赤ちゃんを産める女性を、ウエストのクビレ(決して細いというわけではない)で判断するという、言わば進化の過程で会得し実用的にDNA刻み込まれたことでありことをお伝えしときます。狙った通りには曲がらぬことも多々あり、半ば偶然的要素も加えながら曲りは進化していきます。1.5m越えのこの花の、艶めかしい曲がりをお見せするのも近づいています。「棺桶級の出荷箱」になりますので、決して火葬するなどお間違えの無いように。ご期待ください。

  

 

  

 

 また蓮根の栽培も同時に行っていまして、こちらは今月末からの出荷になりそうです。改めてご紹介いたします。

  

 

 

2015-01-03 22:22:00

 年末年始に大寒波襲来と施設被害を心配いたしましたが、大した被害もなく無事新しい年を迎えることが出来ました。改めて、明けましておめでとうございます。先の衆院戦ではアベノミクスの継承が選択され、成長戦略をさらに推し進め「今の道を進む」との審判が下されました。選挙戦では農業問題はほとんど触れられませんでした。逆を言えば、保守的な農業者の反感を買うのを避けるためだったのでしょう。TPPに高齢化に人口減少社会と問題山積の現状は待った無しの危機的状況のはずにも関わらず、何の争点にも上がらなかったのはいかがなものか。

 

 そのような状況の中で唯一明るさを感じたのは地場新聞の熊日に、有機ベビーリーフで日本一の生産量を誇る果実堂(熊本市)がトヨタ自動車と業務提携(資本参加)し、トヨタ自動車の資本が生産法人の果実堂に入ったという記事が目に留まりました。これで果実堂は更なる生産の効率化としてトヨタの「カイゼン」という絶好のノウハウという果実を手に入れたのだ。トヨタにしても先に農業生産法人は立ち上げているものの成功事例としてのノウハウを吸収する事が出来、まさにウィンウィンの関係となる。民間企業の蓄積されたノウハウを農業界に下ろす事は、今まで保護という規制の檻に閉じ込められ保守的というか、なかなか進化出来ずにきた農業界のよき見本となることをぜひとも期待し、今後の見本としたいところです。

 

 

 

 

 現場は2日より採花作業が始まり5日の初市に向け、アリアム「スネークボール」が本日初出荷を迎える事が出来ました。使われる方の「ニヤリ」とされる事を思いながらの作業。一つ一つの曲りに想いを馳せながらトラックに揺られていきました。「今年は今年の曲げがある!」との思いを込め当園のオリジナルアリューム「スネークボール」が旅立っていきました。

 

 

 

 昨年12月半ばより継続出荷の「ダンシングパフューム」も同時に旅立ち、こちらはさらに遠く海の向こうまで販路を広げてきました。ローカルな商材をグローバルなツールを駆使し、欲しい方に届けるサービスもさらに進んでいくことでしょう。定番のブプレリュームも関西エリアに向け初荷として送り出しました。と、わずかな正月休みでしたが裏方の仕事はこんなものですよ。吹けば飛ぶような個人商店ではありますが、今年も精一杯頑張らせていただきます。

木村園芸を今年もご愛顧お願い申し上げます。

2015年元旦

木村園芸園主   木村敏朗